ミモロが、10月18日に「京都府立植物園」を訪れたのは、実は、そこで行われている「第3回全国造園技能競技大会」を見学するため。

正門のそばのスペースが、その会場です。



「やってる、やってる…」会場では、すでに造園家たちが、黙々と作業を進めています。
2年に1度開催される、この技能大会は、全国各地から、それぞれ推薦された2名1組のペア、16チーム32人が出場。すでに多くの実績を積んできた人たちばかりです。
今回のテーマは、「庭のある暮らし」。競技は、横4メートル、奥行き2メートルの土が入った区画を用い、各チーム、すべて同じ材料を使い、それぞれの自由な発想を基に、技を使い、11時間内で庭を完成させるというもの。


まったく何もない空間を、いかに感動的な庭にするか、出場者の腕の見せ所です。
使う材料は、竹、岩、石の手水鉢、木材、樹木など、それぞれのチームが希望するものを、規定の範囲内で供給されます。



ミモロは、興味津々…それぞれのチームを見てゆきます。「あ、ここは東京のチームだって…こんにちは~」





熱心に見ていたミモロは、そばに偶然いらした「京都府造園協同組合青年部」の平井さんに、少しお話しを伺うことに…

「あの~審査って、どうやってするんですか?」
「協同組合に加盟した全国の親方クラスの造園家のみなさんが、審査するんです。ただ完成した作品をみるだけでなく、作業中の様子も審査に入っているんですよ。たとえば、周囲に土やゴミを散らしてないか、スムーズに作業しているかなども見ています」「だから、話しかけちゃいけなかったんだ~」とミモロも納得。
「今回は、初めて京都で開催されるということで、みんな張り切っています。専門家による審査だけでなく、日曜日には、一般の人が、優れた作品に投票するようになってるんです」
「一般の人も?」
「そう…だからあなたもできますよ…」
「う~明日は来れない…残念。でも、京都の一般の人って、目が肥えてるから、厳しそう…」
「そうですね、京都には、優れたお庭がたくさんあって、みんなよく見ていますから、審査する目も鋭いと思いますよ」
「こっちの方がコワイかも…」
見ている先から、次々に進む作業。さすが手際のよさが光ります。


「あの~できたお庭は、審査したら、すぐ壊しちゃうんですか?」と心配そうに聞くミモロ。
「いいえ、11月は、そのままにして、多くの方にご覧いただけるようになってます」
「あ、よかった…また見に来なくちゃ…」「ぜひ、来てくださいね…」と平井さん。

「絶対11月に来るんだ…」と、製作作業が進む庭を見て、ミモロはポツリ。

またぜひ、完成したお庭をブログにアップしたいと思います。お楽しみに…。
「今度来るときは、自転車で来ようね…」とミモロ。
実は、植物園の入園料は、200円。でも駐車場は、1回800円と高め。
先週、自転車で、すぐ近くまで、来れたのですから、次回は、さらに少し距離を伸ばせばいいだけ…。
11月なら、まだ寒くないから、自転車も気持ちいいかも…ぜひ近所の自転車好きのご夫婦もお誘いして出かけましょ…。
「うん…」作業中の加藤さんにひそかにエールを送りながら、そっとその場を後にするミモロでした。


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