二十四節気 「大雪(たいせつ)」
12月7日のこの日は二十四節気の「大雪」の日。この日カムイラビット夫婦と友達二人は定山渓温泉のホテルで朝を迎えました。
夜通し雪は降り続き、この日の朝も雪はこんこんと降り積もります。窓の外に見える木々には雪が降り積もり、雪の美しさは都会では味わえない心地よさの朝でした。
食事をしながら、食後のコーヒーを飲みながら一時間半もの時間を過ごし、綿雪を積もらせた木々の風景に見とれていました。
時折、木と木の間に鳥の姿を見ます。木々の雪を散らしながら、次第に窓の30m近くまでやってきました。目を凝らすとその鳥はカケスではありませんか、4・5羽が来ているようすです。カケスの他の鳥の姿は一切見られません。
写真の中の鳥らしき姿はカケスです。二羽が映っています。
今年はいろいろなところでカケスを見たものだと、不思議で嬉しい年でした。
長い事外を眺めていましたら、ホテルの従業員がそばに寄ってきて、窓の近くにまでテンがやってくる時があるのですよと説明してくれました。さぞかし可愛い事だろうと思います。
宿泊客の朝は忙しく、昨夜沢山の客が泊まっていたのにもかかわらず、のんびりしていた我々4人を置いてそそくさとホテルを去って行きました。
昨夜から降り続けた雪は朝も降り続けており、車の雪除けをしてと10時に準備に入りますが、なんと車の上の雪の多さには驚きです。
30㎝は降ったかな、いや40㎝かなと思うほどの大雪が車を埋めています。そうか、中ほどを取って35㎝だろうと読み取っていると、隣の車の雪をのけていた女性が36㎝ですと訂正します。
この女性も、憶測の降雪の量ですが、個性派の女性でいわゆる天邪鬼なのでしょう。人のいう事を訂正したがる女性なのです。
定山渓は山の中なので、降雪量が多かったのですが、今年2番目の大雪となったのです。あとで知ったのですが、この日7日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」の日だったので季節にぴったりの大雪の日になったのでした。
札幌市街に戻ると雪の積雪は少なく、近所の人によれば「5㎝ほどの雪だったでしょうかね」と言います。定山渓温泉の山手の地と札幌の市街地では積雪量がまったく違っていました。
この調子では、この雪で根雪になるかも知れないと冬に向け気持ちが引き締まります。