「札苗線 モエレ沼公園通り 三角点通り」
私が住む地区は「札苗地区」と言います。
この「札苗」とは アイヌ語の「サッナイ」に漢字を当てた地名です。もともとは「乾いた川(サッナイ)」か「葦原の川(サリナイ)」の意味を持つアイヌ語のサッナイであったものでしょう。
帯広近郊にも「札内」(さつない)という地名がありますが、同じ川の状況から付けられたものです。札苗も札内も同じ意味を持つ地名なのです。
街で飲む機会があり、遅くまで飲んでいたりすると公共の交通手段が無くなり、ハイヤーを使うことになります。運転手に「札苗線に!」と告げると、運転手も心得ていていつも我が家に帰る道に入ってくれます。
ところが、近年では道路標識に札苗線とせず、「モエレ沼公園通り」と書かれています。札苗線の奥にモエレ沼公園が出来たので、通る道を分かりやすくするために作られたもので、札苗線イコールモエレ沼公園通りなのです。
ところで、札苗線にはもう一つの名があります。その名は「三角点通り」です。何が三角点通りなのかはその三角点をまだ確認していませんが、札苗12条2丁目に三角点があると聞きました。そこに通りがあるので「三角点通り」と呼ばれているのです。
三角点通りもななじみ深い呼び名です。
一つの通りに三つの名があるなんて、なんと面白いと思いませんか。