「リラ冷えの街札幌 今年でライラックまつりは60回目」
ライラックの花が咲くのは、桜の季節が終わりを告げるころです。
5月中ころになると外気の気温が高くなり、一気にライラックの蕾が膨らんできます。庭などに植えられている木なので、蕾のふくらみ具合が楽しみになります。
他の街には見られない札幌の祭りに「ライラックまつり」と言うのがあって、1959年に始まり今年で60回目となります。
大通公園、創成川沿いの公園に多くのライラックが花咲かせます。川下公園はライラック公園の異名があり、ここでは大通公園より一週間遅れてライラック祭りがおこなわれます。
祭りは、札幌市中央区の大通公園(大道西5~7)を主会場に行われ、来場者にはライラックの苗木千本が無料で配られます。
ライラックは英語呼び名で、フランス語では「リラ」と言います。渡辺淳一の小説の「リラ冷えの街」が多くの人に読まれたことから、いつか「リラ」の呼び方も通用するようになりました。
北海道にもライラックの親戚があり、ドスナラと言われる木がそうです。
上の写真は、我が家の白花のライラック。
リラの花が咲くころに、不思議と寒さが再来することからこのことを称して「リラ冷え」というようになっています。
春を迎えて気が晴れ晴れしてきているのに、寒い日が再びやって来るのにはガッカリです。
★我が家のライラックは3つの色があります。白色、うすい紫色、濃紺の色です。
濃い紫色のライラックは綺麗です。札幌市中島公園のパークホテルのライラックです。
★ライラックはいろいろなものがあり驚きます。普通は4弁なのに5弁、6弁だけの花びらをつけるものがあったりします。
★都市熱で街の中のライラックは早目に咲きますが、都市近郊は遅れて咲きだします。