「山野草として 人気があるのはギョウジャニンニク(キトピロ)」
強い葱の香りがして、勢力が付く、食べがいがあるのは、山野草の「ギョウジャニンニク」です。
卵とじ、おひたし、醤油漬けなどにもよく、好きな人はスーパーにならぶと値段の高さなどお構いなしに買って行きます。
好きな人には、口の中に余韻が残る強烈な味が何とも言えないのです。
一方、嫌いな人には、次の日まで残るギョウジャニンニクの匂いが嫌で、前日食べた人がはく口臭がたまらなく「食べてこないで」とばかり、嫌みを言います。
ギョウジャニンニクの発酵した醤油漬けのビンを開けると部屋中に匂いが蔓延し、これはたまらないと、外に投げてしまう人が中にはいるのです。
匂いとは別に、好きな人はそれを拾って来て美味しそうに食べるのです。私は好きなので、貴重な山菜として醤油漬けにして重宝しています。
昨年まではギョウジャニンニクをスーパーで「ヒトピロ」として売っていましたが、大変な間違いで、「キトピロ」に訂正するようブログで呼びかけていたのですが、それが聞こえたのか、今年からようやく「キトビロ」と品物に名が付けられていました。
それでも間違いで「キトビロ」でなく「キトピロ」と言うのが正しいのです。キトピロはアイヌ語で「ギョウジャニンニク」をさしますが、元来アイヌ語では濁らない言い方をしているのです。
人口が多い札幌では郊外に出向いても取りつくされて、見つけることが出来ません。
キトピロのある所は、アイヌは「キトウシ(アイヌネギ・ある所)」と呼んでいました。喜登牛(きとうし)東川町、来止臥(きとうし)釧路町、喜登牛(きとうし)足寄町などに地名が残っています。
※ 北海道医療大学・里山は植物の採取が禁止されている自然公園(研究地)です。
その中のカムイラビットの丘(ラピ丘)にギョウジャニンニクが二か所に笹刈り後群生し珍しがっていました。長年時期を待っていた株が生きぶいたものと関心していたの
でしたが、7月笹刈りにラビ丘に笹刈りに出向いたところ、なんと奥の塊が全部採取され、無くなっていました。理性が先か、食べたいという欲が先か この丘に来ている
人の中にも理性を無くした人がいたのだと 残念がっています。