「春ウニは日高、日本海側は夏はじめ」
オホーツク管内の紋別に住んでいた時に、ウニが食べたくて知床まで車を走らせたことがありました。
知床の斜里側の宇登呂の街の食堂に入り選んだのは、勿論「ウニ丼」です。わざわざ出向いただけあってウニに飢えていたせいもあり、味は抜群でした。
紋別市は港町なのですが、ウニの水揚げの無い港だから知床まで行くことになったのです。網走の能取の海岸でウニを見たことがありますが、紋別には無いのです。砂浜海岸だからなのでしょう。
もう20数年もの前になりますが、高地研(北海道高等学校地理研究会)で羅臼の街で宿泊した時に、ある小さな泊(トマリー舟着き場)に出向いた時は、海水中のコンブのまわりにウニがいくつもある様子を見て豊かな浜だなあと感心し、羅臼はウニの沢山いる浜である様子を目の当たり見たのです。
もう20数年前になりますが、利尻・礼文に旅した時は、何はさておいてもウニ丼を食べたいと利尻に着いてすぐウニ丼を食べたのでした。
浜の近くの店は値段が高く思われ、街の奥まった所の店は看板に書かれてある値段が違います。地の利の違いなのでしょう。
利尻の島一周の観光バスに乗り、帰りにはウニ丼を食べてとほくほくしていたのですが、観光バスのガイドさんが「早く戻れましたので、丁度稚内行きのフェリーの時間に丁度間に合いました」とのことで、利尻でのウニ丼2食目は流れてしまいました。
稚内から札幌まで車で戻ることになりますが、利尻島で食べれなかった2度目の「ウニ丼」は、やむなく帰路途中のある町で食べたのでした。
早目のフェリーに乗れたので、思いのほか早くに家にもどれたのでした。それでも夜10時過ぎだったでしょうか。
ウニに執着していて、天売島・焼尻島に出向いた時は、天売のホテルで一番良い料理を出してもらうよう手配して泊まりました。夕食は全てと言ってよいほどにウニ料理が出され、今でもウニ満足度の最高レベルで生活できています。
※ 日高のウニの季節は3月から4月、日本海側は夏の季節に水揚げされています。