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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

馬が昆布運び大活躍、襟裳岬の原風景

2019-06-05 18:39:03 | 風土

「馬が昆布引く、運ぶ 襟裳岬の原風景」

むかしの「えりも」のコンブ漁解禁には、馬が昆布を運ぶ映像がテレビに流れました。

浜で馬が昆布を運ぶ、この風景を写真に撮りたいと「えりも」(襟裳岬)行きを夢見ていました。

今では、車社会ですから昆布作業も車を使いずいぶん楽になりましたが、むかしのコンブ作業は大変でした。水揚げされたコンブは海水をたっぷり含み、人力だけでは対応できず、馬(農耕馬)の力に頼っていたのです。

浜辺には昆布を干す平地が少なく、坂道を上がり干場まで運ばなくてはなりません。昆布を引く・運ぶは、農耕馬に頼っていたのです。馬がコンブ漁を手伝っている風景はわたしにとっても珍しい光景です。

私は6年前、えりもに行く機会があり、是非コンブ漁の様子を見たくて次の年の朝昆布浜に向かいました。

7月16日が昆布漁の解禁日で、朝4時半えりも岬浜に出向いたのでした。あいにくこの日は海が荒く、舟は出ませんでした。

※ 昆布舟出漁は放送が浜に流れ開始されますが、女の人の声で放送されると出漁可となり、男の人の声で放送されるとこの日のコンブ漁は中止となります。

 

釣りに来ていた人が「襟裳岬西海岸の東洋の浜では昆布舟が出るはずですよ」と言うので、急いで車をまわしました。

まつこと30分ほど、合図とともに薄霧の中、舟が先を競ってエンジン音高く浜から出て行きます。これが私の初めてのコンブ漁出漁の体験でした。

コンブは浜に揚げてから乾燥させなくてはならず、天気に大きく作用されます。

昆布干しの浜の風景、えりもの素晴らしい風景です。

 

※ えりも岬港では、昆布舟は2人乗り、襟裳岬西海岸では1人乗りで昆布漁を行っています。波の荒さと関係があるのでしょう。 

 


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