雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

桜が咲いた 綺麗に咲いた 見事に咲いた

2018-05-16 18:34:42 | 草花

「5月はサクラの季節」

札幌でも春の話題は、何と云ってもサクラの開花です。

多くの人が桜の開花を心待ちにしているので、雪の中に抑えられていた北海道では、桜の開花は話題のトップになるのです。

サクラにもいろいろ種類があり、早くから咲きだすエゾヤマザクラから、中ほどに咲くソメイヨシノザクラ、そして後半に咲いて長持ちするサトザクラまであります。

この頃では定番以外に枝垂れ桜(シダレザクラ)が札幌でも見られる様になり、その美しさにほれぼれします。

種類によるサクラの花の開花の違いばかりでなく、北海道は広大な土地のため、南北に長く、さらに東西にも幅があり気温差が地域によりあるので、開花時期にずれが生じ、長い事桜の花が楽しめるのです。

今日(5月16日)、石狩市厚田の戸田記念公園の桜を見に出かけましたが、ソメイヨシノの一部に花の咲いているのが残っていました。今年は例年より1週間ほど開花が早かったのですが、16日にでもなんとか花見になったと皆が喜んでいました。

札幌では4月26日頃に桜の開花が始まり、場所を変えれば5月16日になってもまだ見れるのです。

 

それにもまして、ピンク色のサトザクラがいま咲きだしています。

 

 

 

 


カタクリの花には 特別な魅力あり

2018-05-14 18:18:31 | 草花

「カタクリの花・ハナ・はな・・・・・・そして花」

「片栗粉」と言えば、店で売られている「澱粉(粉)」です。

今ではジャガイモから澱粉を取りますが、そのむかしはカタクリの球根から取った物でした。

ジャガイモから取る澱粉は、ジャガイモの収穫がたやすいので値段も手ごろです。

それに反し、カタクリの根はジャガイモに比べ、その大きさは非常に小さなもので、「片栗粉」を取るのは数を多くの根を集めなくてはならず、むかしは多くの地に群生したとはいえ、片栗を取るのはたいへんであったと思われます。それだけに片栗(粉)は貴重品でした。

 

オホーツクに住んでいた当時、是非カタクリの花を見たいものだと土地の人たちに聞いていたものですが、出会ったことがありません。端野町のある山に咲いていると聞いていましたが、一般的な土地には見つけたことがありません。

白色の花のカタクリ なかなか出会えません

その後、道央に住まうようになると多くの地にカタクリを見ることが出来ました。庭の造成に運ばれて来た土の中にカタクリの球根があったりして、ある年に何輪かのカタクリの花を庭に見つけることがありました。何輪かしかないカタクリに出会うと、これまたうれしいものです。

時に風変わりな色のカタクリに出会います

本州にもカタクリの群落地があると聞きます。気温の穏やかな地に多く生えている植物のようです。現在では道央や道南の地に保護され、群生地が見られます。

花びらの数を数えて見てください。6輪ではありません。

午後には花びらが反り返り。美しさを強調します。

スケッチしている人もいます。優雅ですね。

エゾエンゴサクの咲く季節とともに花を咲かせますが、エゾエンゴサクが良く良く見ると花の色違いをいくつも見つけますが、カタクリの花は色変わりのものはわずかです。ピンクの他には白色のみです。やむなく花びらの数違いを見つけ大発見した気持ちになります。

 

森林内がカタクリでおおわれていました。

 


春紅葉から 新緑の季節へ

2018-05-11 17:24:09 | 樹木

「春紅葉から 新緑の季節へ」

冬から春にかけて、山(木)の様子(色)は急に変化します。

冬に葉を落とした木が春を迎えて芽吹きはじめます。4月初旬の春の木々の蕾の色が赤味がかってきます。林や山が紅葉したかのような様子になります。

むかしから、かれ木の季節から新緑に向かうまでの木の芽生えの山鼻の様子を「春紅葉」と言っています。

気温が上がると、瞬く間に春紅葉の時期は終わり新緑の季節へと移っていくのです。

春は淡い色の春紅葉と黄緑色の木々で気持ちをやわらげてくれています。

札幌市百合が原公園の樹木の色の変化でした。

この季節、野山に出向き、心をリフレッシュすることをお勧めします。


春は 山菜 何をおいても「独活(うど)」

2018-05-09 10:26:10 | 

「独活と書いて ウド と読むのですね」

役に立たない者の例えに「ウドの大木」という言葉があります。

ウドは春早々に芽を出し、多くの人に好まれ山菜として食されますが、季節を過ぎると茎は硬くなり、しまいには誰一人として相手をしなくなります。元気の良いウドは夏を過ぎると木のごとく成長し、食べられもしない「この役立たずめが」とばかりに「ウドの大木」異名が付けられているのです。

同じ仲間(ウコギ科)のタラノキは木ですが、ウドは木ではありません。ウコギ科の仲間に「ハリギリ」という木がありますが、これは大木となります。しかし、まだ木の出たての新芽は食することが出来ます。ウコギ科の仲間だからです。

「独活」はどうしてウドと読まれるのでしょうか?まだ、的確な説明を聞いておりません。

本らいは「生土」の意味だそうですが、しっくりしません。

『「風がないのに動くように見えた」ので「うごく」呼ばれて、次第に「うど」になり、漢字の「独活」の字もそこから』と説明する人が居ますが、独活とウドのつながりの説明にはなっていません。

ウドの成分を考える時、ウドを食べれば、「一人ででも生きれる」、すなわち「独活」の字を当てたのであろうと思わざるを得ないでいます。

★この頃は栽培物も売られていますが、何と云っても野生物(自然物)の味が最高です。

★料理は酢味噌和えが最高です。我が家では別荘から採って来たウドを4月8日に食べました。最高です。

★ほかにもいろいろな料理にして食べているのですが、天プラに揚げて食べたり、あく抜き後にサラダにしても食べます。

★ある場所(生育地)は限られているので、この頃は車を走らせてまで採りに出掛けなくなりました。

★昨年秋に枯れたウドの茎は、次の年の採取場所の目安になります。チェックして置きましょう。

 


エゾエンゴサクとマルハナバチたち

2018-05-08 10:32:29 | 草花

「エゾエンゴサク&マルハナバチ」

3月末から4月上旬にかけて、ブルー色のエゾエンゴサクが地面一面に咲きます。場所によっては広い場所一面に咲くので春の野行きの行楽客を喜ばせます。

4月2日に北海道医療大学の里山に出向いた折には、エゾエンゴサクやカタクリの花萌えの時期で、目に優しく目の覚める美しさでした。

一匹のセイヨウマルハナバチがエゾエンゴサクの花の蜜を吸いに来ておりました。何でもそうですが、花は咲き始めがまっこと美しいのです。

春早々に他の植物たちよりも早く咲く植物としてあげられているものに、その真っ先にあげられる花はエゾエンゴサクとカタクリです。これらの早春季植物をスプリングエフェメラルといいますが、その第一にあげられている花がエゾエンゴサクなのです。

国道275を幌加内から美深町境まで北上すると、それは見事なエゾエンゴサクの花園が展開します。

どうしてこれほどまでエゾエンゴサクの繁殖能力があるのか不思議です。

エゾエンゴサクの種を運ぶのは蟻たちと言いますが、蟻の姿も見ていません。受粉を助ける昆虫のマルハナバチをあまり見ていません。

それなのに里山一面が春の花園化していったのです。これは、不思議と言えば不思議です。

話は変わりますが、これはオホーツクの紋別でのはなしです。ある年、ある春に山手側の郊外に車を走らせました。だいぶん車を走らせて、ある針葉樹林の場所で車を止めて、私だけ林の中にはいりました。何か珍しい植物でも見つけることが出来ればとの思いからでした。

そこに展開していた光景は今でも目に焼き付いています。そこは、エゾエンゴサクの群生地でした。松の木で空は覆われていたので、エゾエンゴサクの茎は光を求めて長くその上に花を付けています。

そしてそこにはマルハナバチが群れ飛んでいました。エゾエンゴサクの甘い蜜を求めていたのです。森の中なので花の茎はかよわくマルハナバチが蜜を吸おうと花に止まるとぐにゃりとしなり、地面まで垂れ下がるのです。

見事なまでのエゾエンゴサクとマルハナバチの花園の光景でした。

その結果、花は十分に受粉され、元気な種がその地にまかれるのでしょう。

この時以外に、エゾエンゴサクとマルハナバチの無数の競演を見たことがないのです。

 

 


庭の雪柳 満開

2018-05-07 14:18:30 | 草花

「雪柳 心洗う白花咲かせ 春爛漫」

我が庭では、目の覚めるような黄色の花を咲かせる福寿草やら水仙やレンギョウが花の終わりを告げつつあります。

その花たちに変わるかのように、この数日来、雪柳が満開となりました。7日前までは何個かの花を咲かせていたのにこの度の連日の高温で満開となり驚きです。

雪柳は毎年我が家の春の庭を彩ってくれるので、庭の一角で長年頑張ってくれています。

昨年の暮れに冬支度もしてやれなかったのに、今年は枝ぶりもよく沢山の小花を咲かせてくれました。

他に、春の庭を彩るのは、小型の花たちもです。

クリスマスローズやら、名も知りませんが紫の花を付けるスミレ、勿忘草に似た花を咲かせるプルンネラのブルーの花も可愛いのです。

ツルニチニチソウの花はブルー色で地面をはいながら花を咲かせます。この花も春一番の花です

通路脇に植えられているマイヅルソウは蕾を日一日と膨らませてきています。庭のニリンソウもすでに満開となっています。

何処から種が運ばれて来たのか、棘のある葉を持つアザミが元気に庭を陣取り、この大きさには我が庭は耐えられそうもなく、近い内に取ってしまおうという事になりました。

 


春 熊の話 山菜取りも熊と競争

2018-05-06 18:32:41 | 自然

「熊との共存 それは難しい」

函館近くの山菜取りの人が熊に襲われ、顔面に傷をした人がテレビのニュースに出ていました。今年の話です。

「幸い坂を転げ落ちたので、熊が追いかけてこなくて命が助かった」と言っていました。画面の一部にギョウジャニンニクが映っていたので、餌を食べに来た熊と山菜取りの人が鉢合わせになってしまったらしいのです。

この方は、「足でパンチをした」と言いますが、クマの手の一打が顔面に炸裂大けがを負っていました。

春は熊との共存には最も気をつけなければなりません。

近所の方で、たけのこ取りの宝庫に出向いた話をしてくれた人が居ますが、その場所で熊の糞、多くの足跡を見つけ血の気を無くし、早々に引き上げたと言います。「恐ろしい思いをしたので、そのあと二度ととその場所に出向けない」とその時の恐怖とともに話していました。

前年には、釧路方面で後ろから熊に襲われたという女性の話があって、熊もわが物顔に野に住宅地までも姿をあらわすようになりました。後ろから襲うなんて熊は凶暴化してきています。

山行きには、熊除けの鈴を持つ様にと注意されています。さらに良いのはラジオを持参するのが効果があると言われています。人の気配を先に示しておくことが大切だと言うのです。

山などで熊と鉢合わせにならない様にすること。熊の気配のある場所には入らないことが大切です。熊の糞、熊の足跡を見た時には引き返す勇気が必要です。

知床などでは、何度も街に姿を見せる熊は観察されていて、射殺することになっているとのことです。

郊外の町の方と話していると、いつの間にか熊の話になっています。


野一面 春めいて来た  新緑に桜 目に優しい

2018-05-05 10:02:35 | 自然

「柳の若葉何時の間に黄緑色に! そして エゾヤマザクラ淡いピンクに彩られ!」

旭川の地で5月1日、ある建物の5階からふと窓の外を見ると市街の一角が桜で彩られていました。

4月28日に車を走らせた時には新緑も桜もなかったのに、いつの間にか桜が花開いたのです。その桜は小学校の敷地だそうです。

色はピンク色なのでエゾヤマザクラでしょうね。

本州に出稼ぎに行ったという私より年上の同室の人が「本州の桜より北海道の桜の色が好きだ」といいます。

私の桜色への思いとまったく同じだと思いました。白の花よりピンク色の花のエゾヤマザクラが桜らしく感じているからです。

近くのエゾヤマザクラ 5月7日もうすでに葉桜になってしまいました。

ただ残念なのは、エゾヤマザクラは花が咲くと同時に葉が出てきて葉桜になることが残念です。

4日に札幌に戻ってきましたが、道並みには桜が咲き、木は新緑がかり季節は最高でした。ある農家では鯉のぼりを上げており気が晴れ晴れした気持ちでのドライブでした。

札幌のソメイヨシノは、今満開です。

空知川のまわりの柳たちも黄緑色に変わりだしています。野フキも食べごろになっていましたが、車に乗せてもらっていたのでフキを横目に帰ってきました。

5月の連休明けには一気に平地は春めいて来ているのです。

★5月4日、深川の道の駅も鶴沼の道の駅も駐車場は車で満杯の状況でした。