大文字立てに用いる柱は
神事が始まる前に立てる場所に置かれています。
柱に箱の形をした飾り(「国家安康」、「奉納大文字」と墨書されています)や
神事の際に祭壇に据えられていた御幣が取り付けられます。
一方、柱に結わえ付ける赤松が運ばれてきて、
巾着が取り付けられて飾り立てられます。
また、赤松に続いて笹竹が運ばれてきて、やはり巾着が取り付けられて飾り立てられます。
巾着が取り付けられた赤松が柱に縄で括り付けられ、
更に巾着が取り付けられた笹竹が柱に縄で括り付けられます。
柱の天辺には御幣と箱の形をした飾りがしっかりと括り付けられ、大文字(でえもんじ)を立てる準備が整います。
そしていよいよ立てる作業に入ります。
皆さんロープをうまく操りあっという間に大文字を立ててしまいます。
慣れているんですね。大出上村地区の住民の方の阿吽の呼吸での作業に見とれるばかりでした。
立て終えてから全員でお神酒をいただき大文字立ては終了です。