今回機会があり(1月12日)上伊那郡箕輪町(みのわまち)大出上村(おいで わでむら) の大文字(でえもんじ)を見る機会を得ましたので紹介させていただきます。
箕輪町大出上村の大文字(でえもんじ)の説明版。
辻の北西角に据え付けられた「道祖神」。
道祖神から見ると辻の南角に立てられた大出上村の大文字(でえもんじ)。
大出上村の大文字(でえもんじ)の上部。
上部の箱の形をした飾りの東側の面には「国家安康」、北側の面には「奉納大文字」と墨書され、南側と西側の面には文字は書かれていません。
また、最上部の太陽を模したと思われる丸く赤い飾りは東を向いています。
柱上部には、巾着様の布製の飾りが取り付けられた笹竹 、下部には巾着(布製の飾り)が取り付けられた赤松が縄で縛りつけられています。
※私のblogに訪問をいただいていている方が箕輪町大出上村の出身の方で、大文字についての情報と写真をいただきましたので紹介させていただきます。
現在はこの箕輪町大出上村の大文字は、1月の10日過ぎの週末に立てて、20日の朝に倒すそうです。
そして、大文字(でえもんじ)に取り付けられたお飾りは各戸に配られて、それぞれの家の玄関先に家内安全・無病息災を祈り一年飾られるとの事です。
実際に玄関に飾り付けられている写真をいただきましたので紹介させていただきます。
大文字(でえもんじ)に取り付けられていた笹竹、赤松の枝、そしてお飾りの巾着(中には籾殻が入れられています)、柳、桜が纏めて飾られています。
上の写真は箕輪郷土博物館で許可をいただいて撮影しましたお飾りです。
一年間玄関に飾られたお飾りは、大文字(でえもんじ)を倒す日に持ち寄り、まとめて燃やすそうです。