「んの」は「の物」の意。
例1
「じじ んの」=「お祖父さんの物」
「ばば んの」=「お婆さんの物」
「おれ んの」=「俺の物」
「おらー んの」=「俺の物」
「わたし んの」=「私の物」
「かあちゃ んの」=「母さんの物」
「とうちゃ んの」=「父さんの物」
「ねーちゃ んの」=「姉さんの物」
「にーちゃ んの」=「兄さんの物」
「こりゃー だれ んの だ」=「これは誰の物ですか」
「そりゃー おれ んの だ」=「それは俺の物だ」
「おれ んの に てー だすな」=「俺の物に手を出すな」
「この ゆきかきゃー どこ んの だ」=「この雪掻きは何処の物だ」
例文2
※豊臣秀吉と徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「この じてんしゃ だれ んの だい。」
徳川家康 「おれ んの だじ。」
豊臣秀吉 「えれー いい じてんしゃ もってる じゃん かい。」
徳川家康 「とうちゃん に こんまえ かって もらった だよ。」
豊臣秀吉 「えー とうちゃんに かって もらった だ かい。
うちの とうちゃん も おらー に
おんなし じてんしゃ かって くれねー かなー。
かって くれりゃー いっしょうけんめい たんぼ しごと
てつだって やる だに。」
徳川家康 「おれ んの だじ。」
豊臣秀吉 「えれー いい じてんしゃ もってる じゃん かい。」
徳川家康 「とうちゃん に こんまえ かって もらった だよ。」
豊臣秀吉 「えー とうちゃんに かって もらった だ かい。
うちの とうちゃん も おらー に
おんなし じてんしゃ かって くれねー かなー。
かって くれりゃー いっしょうけんめい たんぼ しごと
てつだって やる だに。」
例文2の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「この自転車は誰の物ですか。」
徳川家康 「私の物ですよ。」
豊臣秀吉 「とても良い自転車を持っているではないですか。」
徳川家康 「お父さんこの前買ってもらったんですよに。」
豊臣秀吉 「えーお父さんに買ってもらったのですか。
我が家のお父さんも私に
同じ自転車を買ってくれないかなー。
買っていただければ一生懸命田圃の仕事を
手伝だってやるのに。」
徳川家康 「私の物ですよ。」
豊臣秀吉 「とても良い自転車を持っているではないですか。」
徳川家康 「お父さんこの前買ってもらったんですよに。」
豊臣秀吉 「えーお父さんに買ってもらったのですか。
我が家のお父さんも私に
同じ自転車を買ってくれないかなー。
買っていただければ一生懸命田圃の仕事を
手伝だってやるのに。」