「しちゃー」は「しては」や「してみれば」の意。
例文
「そんな
こん しちゃー い
ねー じ」=「その様な事はしてはいないですよ」
「いたずら に
しちゃー やりすぎ
だ」=「いたずらにしてはやり過ぎです」
「それは
しちゃー いけ
ねー こん だ じ」=「それはしてはいけない事ですよ」
「ぜんたい と しちゃー うまく いった ぞ」=「全体としてはうまくいったぞ」
「まよってる なら ため
しちゃー どう
だい」=「迷っているならば試してみればどうですか」
「きょう は ふゆ に しちゃー あったかい ね」=「今日は冬にしては暖かいね」
「あいつ に
しちゃー うまい
こん やった ね」=「あいつにしてみればうまい事やりましたね」
「ゆき が ふってる に しちゃー あったかい ね」=「雪が降っているにしては暖かいね」
「おらー に
しちゃー なっとく できん はなし
だ」=「俺にしてみれば納得できない話だ」
「はじめて に
しちゃー うまい
もん じゃ ねー かい」=「初めてにしては上手ではないですか」
「とし に
しちゃー ふけてるって よく いわれる
だいね」=「年にしては老けて見えると良く言われるのですよ」
「おもった
こん ぜんぶ くち に だ
しちゃー だめだ
だじ」=「思った事を全部口に出しては駄目ですよ」
「あのひと は 80さい に
しちゃー うごき が きびん
だ」=「あの人は80歳にしては動きが機敏だ」
「えどばくふ に
しちゃー くろふねらいこう は だいじけん
せ」=「江戸幕府にしてみれば黒船来航は大事件です」
「かのじょ は かんごし だが それに
しちゃー ちゅうしゃ が へた
だ」=「彼女は看護師だがそれにしては注射が下手だ」
「あいつ の ていあん は おれ に
しちゃー うけいれがたい
もん だった」=「あいつの提案は俺にしてみれば受け入れ難いものだった」
「もう しがつ に はいった だが それに しちゃー きょう は さむい ね」=「もう四月に入ったのですがそれにしては寒いですね」
「はえたたき で たたきつぶされる なんて はえ に しちゃー たまらん ね」=「蠅たたきで叩き潰されるなどという事は蠅にしてみればたまらないね」
「こんな とき
だで あのひと に たすけて くださいって おねがい
しちゃー どう
だい」=「こんな時ですからあの人に助けてくださいとお願いしてはどうですか」
「あのひと は やさい
たんと つくって いるが それに
しちゃー やさい あんまし たべ
ねー ね」=「あの人は野菜を沢山作っていますがそれにしては野菜をあんまり食べないね」