松本てまり(まつもとてまり)
今から200年程前の江戸時代の中期以降に木綿糸が容易に手に入るようになると、女の子の玩具として城下町を中心に全国的にてまりが作られるようになったそうです。
松本てまりは松本藩の婦人の指先から生まれたと伝えられており、その後藩士の家庭に限らず一般の家庭にも普及し、正月には母や祖母から子供・孫へと玩具として与えられてきたようです。
松本てまりはちどり掛けと白地の部分を残すことが特徴で、伝統的な柄として遊星・束ねのし・八重づる桔梗・日の丸・八重菊・かすり・枡くずし・流星・麻の葉があります。
現在、松本てまりは松本を代表する工芸品・民芸品の一つとなっています。
松本てまりの伝統的な柄の「遊星」
松本てまりの伝統的な柄の「束ねのし」
松本てまりの伝統的な柄の「八重づる桔梗」
松本てまりの伝統的な柄の「日の丸」
松本てまりの伝統的な柄の「八重菊」
松本てまりの伝統的な柄の「かすり」
松本てまりの伝統的な柄の「枡くずし」
松本てまりの伝統的な柄の「流星」
松本てまりの伝統的な柄の「麻の葉」
以下の画像は工芸品として販売されている松本てまりです。
※2011年1月29日作成
2019年1月16日データを追加