園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

残暑お見舞い申し上げます

2010-08-16 13:17:24 | 日記
園長です。
 今年は、北国も「地球温暖化」の影響が顕著に現れたようです。ほとんどが真夏日。たまに最高気温28度くらいだと「涼しい~」と声を出したくなるくらいです。今日も、朝は雨が降っていたので、「今日は少し涼しいかなあ」などと思っていたら、午後1時30分で保育園の温度計は35度を指していました。風は少しあるものの、地面の上を通ってきた風は「熱風」となって、肌にまとわりつきます。北国の夏はさらっとした気温だと思っていましたが、ねっとりと湿った風は、体調までも狂わせそうな感じです。今日の夜は、熱帯夜の予報です。暦の上では「立秋」ですが、まだまだ暑(熱)い日が続きそうです。
 8月15日は終戦記念日でした。毎年、「閣僚が何人靖国神社に参拝した」というニュースが流れますが、戦後65年経った現在でも変わることなく揉めていることに、この問題の深さと難しさを感じます。私などは単純なので、戦争で亡くなった人たちは、戦犯も兵士も一般の人もすべて心安らかに眠って欲しいと思うので、靖国神社であろうが地方の神社であろうが、先祖を祀るつもりで手を合わせたいと思っています。何かに反対で靖国神社に反対の人は、別なところでおまいりしても良いのではと思います。かえって、総理大臣が地方の名もない神社で参拝したほうが、ある意味ニュースになりそうですが・・。
 私の8月15日の思い出は、広島の原爆記念館です。記念館に入ると、凄まじい爆撃音と空襲警報が鳴り響き、重々しい口調で原爆投下の様子を話しているところを思い出します。学生時代から数えて4回ほど見ましたが、あの悲惨さ、重苦しさは変わることがありません。毎年、8月9日に広島平和公園で原爆慰霊祭が行なわれますが、念頭に思い浮かべるのは、爆撃機の轟音と空襲警報の鳴り響く音です。私は戦争を知りませんが、あの音を聞くととても悲しく、やりきれない気持ちになります。300万人以上の人が命を落とした先の戦争は、いろんな間違いから起こったものですが、いつまでもそれに捕らわれていては、亡くなった人も浮かばれないと思います。私達はその貴重な礎があり、今を生きているのです。これからも事実は事実として受け止めながら、残したいもの、忘れたいものを整理し、後世に語り継ぐ役割が私達にはあると思います。
 虐待やいじめ、DV、自殺・・現代は病んでいます。もしもそのような場面に立ったら、是非、広島や長崎の原爆記念館(資料館)に行ってみてください。自分の悩みがちっぽけに感じることでしょう。生きたくてもそれが許されない時代、それに比べたら現代は天国みたいな時代ではないでしょうか。私達は先人の思いを大切にしながら、次の時代につなげていかなくてはなりません。大切なもの、失くしてはいけないもの・・・を伝えるために・・。
コメント
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