園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

里山保育の子どもたち

2010-08-13 15:10:27 | 日記
園長です。
 毎日暑い日が続いています。今日から「お盆」に入りました。子ども達はいつもの4分の1くらいしか登園していません。それぞれの実家に帰り、ご先祖様をお迎えしているのでしょう。少しだけ静かな保育園でゆっくり仕事をするのも、たまにはいいものですね。
 さて、私の園では、新聞を2社からとっています。地元の「デーリー東北」と郷土の新聞「東奥日報」です。どちらも特長があり、読み比べると面白いことを発見することもあります。最近は東奥日報に時間をかけて読んでいます。中でも毎週金曜日に載っている「里山保育の子どもたち」という記事に関心を持っています。千葉県木更津市にある保育園の園長先生が書いているのですが、私達が取り組んでいる「見守る保育」の考え方にとても近いものを感じています。特に今日の記事は「保育園設計の基本」という題で、「保育園の設計の基本は、安全と安心を保ちながら、こどもの好奇心や創意工夫を促すことである。」と言っています。ここの園庭や遊具は、子供たちが簡単に遊べるようにはなっていないようです。子ども自身の頭で考え、手と足と体を使わないと遊べないようになっているようです。
 苦労して生きてきた親は、自分と同じような苦労をこどもにさせまいと頑張る。子どもに「これが欲しい」と言われれば、「なんでもしてあげよう」と親は思う。だが、ルソーは「子どもを不幸にする一番確実な方法は、いつでも、なんでも手に入れられるようにしてやることだ」と言っています。こどもには「7分の満足、3部の飢え」が必要だ。子どもが苦労しないで済むよう、親が先回りして段取りしていると、子どもが未来を予測して目標を設定し、手段を選択する力が育たない。飢え、不足、不満をちょっと我慢して乗り越える工夫をしないでいると、できそうにないことは、最初からしなくなる。壁に挑戦する態度や意欲が育たない。歯応え、手応え、踏み応えは、子どもに必須の環境なのだ。と言っています。全く同感です。「危険なので刃物を持たせるな。」「服が汚れるから外で遊ばせるな。」「土いじりは爪に黴菌が入るからだめ。」極めつけは、「うちの子はよそとのこと違うので草取り、掃除はさせないで。家でもさせていないのに・・」。いったいどのような子どもに育てたいのでしょう。どんな大人になってほしいのでしょう。子どもは親の所有物ではありません。大人になったら社会に出て行かなければなりません。自分のことは自分でできる大人にならなければなりません。多少の危険は目をつぶり、転んでも再び立ち上がれるようなこどもになってほしいと思っています。こどもは基本的に自分で育ちます。親は後ろからそっと見守ることが大きな役目かもしれません。守ってあげることと、自分が満足することは大きな違いがあります。最近、見守ることの大切さを特に考えるようになりました。こどものためだと何でもやってあげることは、逆にこどもの成長を妨げることだとわかりました。「自分で考え、自分で選び、自ら行動出来る子」、親の協力も欠かせないことがわかりました。
コメント
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