園長です。
体調が不良でも仕事は待ってくれない。気が弱いので人に頼まれるとつい引受けてしまう悪い癖のお陰で最近首が回らなくなってきた。来年は出来るだけ減らしていこうと思う。
12月の末に「雇用均等室」というところから手紙が来た。内容は「セクシュアルハラスメントの防止規定、その他もろもろのそれに関した書類を1月某日に見に行く。」というものだった。我が保育園には男性は私一人しかいないので、ハッキリ言ってセクハラをするのは私しかいない。最近は女性間のセクハラ、パワハラが多いようだが・・・。あらぬ疑いがかからぬよう関係書類は全て完璧に整備してある。規程はもちろんのこと、啓蒙書、就業規則、給与規定全てが完備されている。その日が来た。自信たっぷりに聞かれたことに対応していたら、なかなか話がかみ合わない。どうやら我が園の規程は古いらしい。役人は「これは古い規程です。今はこうなっています。」とのたまう。いつからそうなったの?平成17年はこれを作ってください、と言われたとおりに作ったのに・・・。諸行無常の響きあり。世の中は私の知らないところでどんどん変化していったのです。昨日まで熱にうなされていた頭を冷やしながら指示通りに書類を作り、労働基準監督署に規程の変更届を提出し、届出印をもらった「セクシュアルハラスメント防止規程」を県の雇用均等室に送りました。古い中身と言うのは「禁止項目が入っていない。処罰規定がない。」ということでした。私はセクハラはしません・・・いや、しないと思う、・・・ま、ちょっとは覚悟はしておけ。なんて歌の文句ではないけど、したくてもできないのがこの世界の掟なのです。最近は教師のわいせつ行為や障害児施設職員のわいせつ行為などが新聞紙上を賑わせていますが、こんなことで一生を棒に振ることは私には考えられません(気が弱く、小さいので・・・。)。
ということで、この件は一件落着なのですが、雇用均等室の皆さんに言いたい。「男が一人しかいない職場でセクハラをするな、相談窓口を作れ。」などと本人の前で言われると、まるで私のために規程を作れと言っているようで気分がめげる一方でした。くれぐれも注意してほしいと思います。わざわざ書類の最後に「この調査を拒否すれば20万円以下の過料に処す。」と書いていました。きっと気分が悪くなって拒否した人たちがいたのしょうね。気持ちがわからないでもないような気がします。まだまだ作らなければならない書類が山のように残っています。今度はインフルエンザにかかってもいいかなあ・・と思っている私がいます。 頑張ろう。