園長です。
先週から今週は目が回るくらいの忙しさでした。それに大雨の被害が重なり、いつもは楽しみな「出張」が苦痛になっています。特に先週の山形は、台風の影響をもろに受け、「本当に帰れるの?」という状況でした。ジャンボタクシーに救われ何とか仙台にたどり着き、事なきを得ましたが、帰りの新幹線で見た「川の氾濫」の状況には心が痛みました。
そして今週初めの「東京」での「認定こども園研修」では仙台から先の「川の氾濫」を見せつけられました。広い河川敷はまだ濁流が流れ、たくさんのごみが散乱し、柳の木が根こそぎ水流に流され、至る所で障害物になっていました。あの4年前の3.11の津波と同じような光景が見られました。一日も早い復旧を心から願いました。
さて、そんな中、今年から新たに保育に取り入れた「わくわく教室」が16日に6回目を迎えました。今年は1年を通して12回行う予定なので、ちょうど半分になりました。認定こども園に移行するに当たり、なにか特徴的なことを・・・と考えていましたが、当園の理念に合致する「運動をしながら心と体を鍛える」という指導をしてくれる素晴らしい講師に巡り合い「わくわく教室」と名付け事業を始めました。外部講師なのですが、わが園で行っている支援センターのマタニティビクス、ベビービクスの人気講師でもあり、すんなり進めることが出来ました。最近は「教育」という名のもとに「英語指導」や「英会話」など行っているところが多いのですが、私は、「子どもは体力」、そこから考える力や忍耐力が養われると思っています。太陽先生は私の考え方と近く、体を動かすことにより筋力、持久力、柔軟性を総合的に高めながら体のコンデショニングを整える指導や親子のスキンシップ体操、産後のママケア(ベビーマッサージ)指導などを行っています。そして子供たちの脳を刺激する「シナプソロジー」の指導も得意としています。年長と年中の子供たちが月一回、1時間づつ指導を受けるのですが、毎回笑い声や歓声が絶えない時間帯になっています。職員も参加するのですが、とても参考になる指導方法だそうで、今月は職員にも指導してもらうことになっています。太陽先生が自家用車で来園すると「太陽先生コール」が起こるほど子供たちから絶大の信頼を得ています。それまでは「園長先生コール」がたまにありましたが、いまではすっかりかすんでいます。でも、東京の研修のお土産で子供たちに「飴っこ」を買ってきたら2,3日は「園長先生ありがとうコール」がありました。「ものでつる」ことしか私には勝ち目がないようです。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領には「環境を通して行う教育及び保育が基本と謳われています。その中で園児一人一人の特性や発達の過程に応じること。遊びを通しての指導を中心としてねらいが総合的に達成されるようにすること。とあります。まさに「わくわく教室」はわが園に必要な活動になっています。このような活動がどんどん広がっていけば、子どもたちにも良い刺激になり、望ましい成長につながっていくのではないでしょうか。私ももう少し成長したいので、次のわくわく教室には特別参加しようかと一人で考えています。でも子供たちには勝てないだろうなあと落ち込んでいる園長です。