園長です。
じたばたしている間に2月も半ばを迎えました。本日は「バレンタインデイ」。例年だと子どもたちは朝からそわそわして落ち着かないのですが、今年は静かです。何故かって?それは「禁止令」を出したからです。トランプ大統領ではないのですが、貿易?の不均衡が明確で、あまり良い傾向だと思えないからです。また、感染症の心配もあるので、思い切って禁止にしたのですが、案ずるより易し。保護者も良く理解してくれていたようです。この分だと3月のホワイトデイも静かになりそうです。世の中には、いろんな記念の日があり、経済界の指標にもなっているようですが、節度のあるプレゼントの仕方を考えて欲しいものだと思っています。
さて、あとひと月半で新しい年度に変わります。粘土の変わり目はとても忙しいのです。保育園では1年のまとめの時期でもあり、保育教諭たちは書類整備に追われているようです。管理者としてはあまり遅くなってほしくはないのですが、書類はしっかり残しておかないと困るので痛しかゆしの毎日です。来月には新年度のクラス発表もあり、新年度の計画・準備もしなければなりません。保育園はこれから1年で一番忙しい時期を迎えます。インフルエンザはもう少しで「警報」に発展しそうです。でもわが園では、まだ数人しか罹患していません。近くの小学校では、すでに「学級閉鎖」が2クラス出ていて、園児の兄弟も罹患しているようです。桜が咲くころまでインフルエンザは流行するそうですが、もう少しの我慢です。でも、近年まれにみるインフルエンザ罹患率の低さです。やっと日ごろの成果が出てきたというところでしょうか。良く食べ、よく動き、よく考えるが実践できているようです。
天気が良い日は、毎日のように子どもたちは雪の積もった園庭で遊んでいます。昨日の帰り、子どもを抱っこした保護者が玄関にいました。「どうしたの」と聞くと、お父さん曰く「靴の中がびしょびしょでとても履いて帰れない」。「申し訳ない」と謝ると、「いや、親としては雪遊びをしてもらってありがたい。今の世の中、雪遊びも知らない子どもたちがたくさんいる。その点保育園は、寒い日でも、雪が降っても外遊びをしてくれる。靴はストーブで乾かすことができるが、子どもたちの記憶には、今、この瞬間の雪遊びの思い出が必要なのです。」という。年長で重くなった子供を片手で抱っこし、反対の手には濡れた靴を持ち、楽しそうに車に向かっていきました。ニュースでは保育園への批判が多いと聞きますが、このような保護者がいるわが園は、「子どもたちには良い環境」だと思います。たまにはお迎えの保護者と玄関で会話を交わすこともいいもんだと思った園長でした。