園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

ザリガニの逆襲

2015-08-03 10:48:17 | 日記

園長です。

 ここ数年、八戸三社大祭の期間中に小川原湖へしじみを採りに行くのが我が家の夏休みの過ごし方になっています。今年はちょうど2日が日曜日に当たったので、騒がしい孫二人を連れて「湖水浴&シジミ採り、おまけにザリガニ釣り」を楽しむために出かけました。午前の出がけに雷雨になりましたが、すぐに止んだので太平洋ルートを通って、小川原湖へ直行しました。

 雨上がりの少し涼しい気温でしたが、いつもよりは人出が少なく、落ち着いた小川原湖でした。早速着替えをして、孫たちとシジミ採りをしましたが、浮気者の孫たちはシジミどころか少し入ってすぐに「寒い寒い」を連発しおやつタイムに入りました。私は、晩御飯の味噌汁のシジミ採りに精をだしました。ベテランは岸から20メートルくらいの腰辺りまで水に浸かり、アミの袋に半分くらいも収穫していました。私は、体調のことも考え、危険の少ないと思われる5~10メートル近辺を右手オンリーで砂をかき分け、一粒づつ確認しながら採りました。今年のシジミは生育も数もまずまずで、30分くらいすると結構な量が採れました。中にはスーパーでもなかなかお目にかからない大きな(直径2センチ以上)シジミも結構とりました。湖底の水草が茂っているあたりの砂地の表面にあることが多く、隠れた生育場所になっていたのかもしれません。これで十分と思うくらいまで採り、陸に上がりましたが、「寒い」。日焼けを恐れてTシャツを着ていたのですが、水にぬれたTシャツは冷たく重く、まさに「凶器」のような感じでした。

 さて、その後、着替えをして近くの水路に行きました。ここは、知る人ぞ知る「秘密のザリガニ捕獲場所」なのです。いつもだと数人の小学生たちが竹竿にするめの餌を付け、ザリガニ釣りを楽しんでいます。この日は、小学生たちの姿も見えず、我が家だけの貸切状態でした。近くで木の枝を見つけて、1メートルくらいの紐の先に、サキイカを付けて釣り開始です。妻がいち早くガマの穂の茎につかまって餌を待ち構えているザリガニを見つけたのですが、そんなはずはないと逃がしてしまいました。その後、石を敷き詰めた護岸の隙間から数匹のザリガニをゲットしました。ちょうど私が渓流釣りの時に「川虫」をとるために持っていた「アミ」が大活躍し、6歳の孫は大喜び。3歳の孫はさすがに触ることができず、アミに入ったザリガニに大興奮・・・。でもサイズは例年より少し小さめでした。そのうち、2名の小学生が私たちからサキイカを分けてもらい、ザリガニ釣りに参戦。ザリガニ釣りは初めてということで、二人がかりで大騒ぎ、それに我が家の孫も参入し、ザリガニ釣りの競争が始まりました。

 小さめのザリガニを4匹釣り、そろそろ終わりにしようといった頃、妻と孫の竿に「大物」が食らいつきました。餌のサキイカに挑みかかるような大きなはさみを持った立派なザリガニが、岩の隙間から餌だけをとろうと必死になっていました。体は岩の中なのでなかなか出てきません。何回か試みているうちに、やっと出てきたのが「ここの親分」ともいえる20センチくらいの全身赤く、はさみを振り回して相手を威嚇しながら上がってきた超大物でした。私は「伊勢海老」と思ったくらい大物で、アミの中で暴れていましたが、誰も触れません。私がつかもうとしたとき、思いっきり「エビそり」をして30センチくらい飛び跳ねたその伊勢海老君は、石の割れ目へ隠れました。私はその中へ指を差し入れ、つかもうとしたら、大きなはさみで挟まれてしまいました。敵もさるもの必死の攻防の末、私の左手の中指から出血し、伊勢海老君は私の手の届かない深場へ逃げてしまい、試合終了。人差し指からは結構な出血があり、「窮鼠猫をかむ」のことわざを思い出してしまいました。その後私にも、巨大なザリガニが来ましたが、3度目の失敗から、危険を察知したようで、穴から出てこなくなりました。ザリガニも「学習」したようです。痛い指をいたわりながら何とか5匹のザリガニをゲットし、帰路に着きました。一緒に釣っていた小学生たちはその後も熱くなり頑張っていましたが、大物が釣れたかどうかはわかりません。久しぶりに興奮したザリガニ釣りでした。問題はこの釣ったザリガニをどう処理するかです。私はゆでて「食す派」なのですが、妻や孫たちは「自然守る派」で意見が合いません。そのうち保育園へ寄付することになりそうです。ザリガニ釣りは面白い。保育園の子どもたちにも是非経験してほしい遊びです。八戸にはそんな場所があるのかなあ。誰か知っていたら教えてください。久しぶりの休日を楽しんだ園長でした。これから三社大祭の「お還り」の参加してきます。午前中に雨が降ったので、少し涼しくなりましたが、午後3時からの出発はどうなることやら。子どもたちよりは私の体調が一番心配です。頑張ります。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 八戸三社大祭の思い出 | トップ | 緑の黒髪 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事