園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

平常心是道(びょうじょうしんぜどう)

2018-01-22 14:23:10 | 日記

園長です。

 年頭に当たり・・・もう1月だというのに・・今年の心構えを一応考えました。昨年はいろいろ仕事の残務整理に追われ、思い切ったことができませんでした。まあ、私も60歳を超えたので、面倒くさいこと、難しいことはほとんどキャンセルしてきました。しかし、やるべきことはしっかりやらないとのちに悔やまれるので計画だけは立てることにしています。それにしてもここ数年の改革・変動は凄まじいものがありました。今、その制度改革の「後始末」に追われている状態です。先日、中核市になって初めての指導監査を受けました。ここにきてやっと制度改革の「見切り発車」の後始末に取り掛っているようです。最近国は、ノロしをあげて、実務は自治体に任せることが多く、最終的なツケは私たちが負うことになります。新制度になって良くなったのか、悪くなったのか思案のしどころです。

 さて、戌年が明けたと思ったらもう3分の2を過ぎてしまいました。いつもは「大相撲」を見ながら一杯やるのが恒例の1月の行事でした。戌年になってからなんとなく、心が落ち着きません。箱根駅伝から良いことが無く(わが母校は10位以内に入れず、来年は予選会に回ることになりました。)、サッカー高校選手権でも青森山田が「魔の3回戦」を乗り越えられず、敗退しました。12日には東京で研修があり「虎ノ門」まで行ってきました。やはりこれからの社会福祉は厳しいものがあり、「生き残り戦略」が必要とのこと・・・。都会では「待機児童の解消」と騒いでいますが、地方では施設の吸収合併、廃園が話題に揚がるようになりました。八戸でもここ数年で幼児の環境は大きく変わるような気がします。未来の社会はどうなっているのでしょう。「AI社会」になったときどんな職業が生き残るのでしょう。2030年には現在の仕事の5割弱が無くなるといわれています。2030年と言えば遠い先のようですがあと12年です。私たちが目指してきた職業の何割が生き延びるのでしょう。学校教育はどのように変わるのでしょうか。考えるときりがないくらい不安が沸き起こります。

 世の中の常識がどのように変わるのか興味はありますが、それまで生きているかどうか・・。さて、そんなことを嘆いても始まらないので、とりあえず、今年も目標を定めました。「平常心是道」。人生に近道無し。保育は「道」だと思います。ちゃんとしたルール、考え方があり、その対応は「心」が込められていなければなりません。保育道とは、当たり前のことを当たり前に心の対応をすることだと思います。平常心とは当たり前の積み重ねを言うようです。道を究めるということは、特別なことを考えウルトラCを習得することではないのです。人生に近道はないとあきらめて当たり前のことを大切に育みたいと思います。

 昨年は月に1回ペースのブログ更新でした。今年はせめて月2回くらいは更新したいと思います。最近書くことにものすごい抵抗を感じるようになりました。20代30代のころは、立て板に水が流れるごとく文章が頭の中に浮かんだのですが、最近は固有名詞が出てこなくなり、「あれあれ、それそれ」の言葉になってしまったからです。それでもわが園の職員は「忖度」してくれ大事に至ってはいませんが、この先が思いやられます。そういうことで、今年も読み手の方に「忖度」してもらいながら、どうにかこうにか書き進めたいと思います。温かい手を差し伸べていただきたいと思います。

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