園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

卒業式

2010-03-19 21:50:30 | 日記
園長です。
 今日は、小学校の卒業式でした。毎年2校から案内が来るので、副園長と役割分担しながら参加しています。保育園を卒園してから丸6年。心も体も大きくなったこどもたちには驚嘆させられます。私よりも身長が伸びた女の子や、私と体重が近い男の子など、見た目も中味も大きく育っていました。中には親の離婚、再婚で名字が変わっていて、近くに来てから思い出した子もいました。6年の歳月はこどもたちの顔まで変えてしまいます。わずかながら面影がある子はまだしも、本当に変わってしまう子もいてたった6年間ですが、されど6年間、という気分です。特に女の子たちの変容には目を見張るものがありました。すっかり大人っぽくなり、あの子がこの子?と思わずにはいられない子もいました。たくさんの想い、経験を積んだ6年間であったと思います。いつも保育園に遊びに来ていた子はすぐにわかりましたが、6年ぶりに会った子は本当に変わっていました。私の頭が益々白く、薄くなったことが納得できるような気がします。最後は涙、涙の卒業式になりましたが、涙の分、思い出が濃い記憶として残ることでしょう。
 明日は、長坂保育園の卒園式です。小学校のようには感動することがないかもしれませんが、私のほうが泣くことになるかもしれません。最近は、悲しい出来事よりも、一生懸命何かに打ち込んでいる姿を見ると、涙がこみ上げてくるようになりました。こどもが一心不乱に物事に没頭する姿は、見る者を感動させる何かがあると思います。自分ではこの気持ちを大切にしようと思っていますが、意地悪な人は「歳のせいで涙もろくなっただけだよ。」と嫌味を言いますが、何気ない姿に感動できる心があることに感謝したいと思っています。明日は、一杯感動し、子供たちと共感の時間を過ごしたいと思います。
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さざえ

2010-03-18 20:50:20 | 日記
園長です。
 昨日、「さざえ」が送られてきました。先月「紅ズワイガニ」が送られてきたのと一緒のパターンです。郵便局の「ふるさと直送便」とかいう、忘れたころに届くお楽しみイベントです。今回もすっかり忘れていました。その上、不在だったため、我が家に届いたのは、2日後でした。この2日間で悲劇が起こりました。再配達を受け取ったのは私でしたが、中身が「さざえ」だったため、妻の領分だと思い、お任せを決め込んでいましたが、妻いわく「さざえってどうやって食べるの?」。例の通り料理のレシピが入っていましたが、「刺身」「壺焼き」「サザエご飯」そして洋風の○○・・・。○○は何だか忘れてしまいました。確か○○エスカルゴ風とか書いていました。妻と相談し、壺焼きと刺身を作ることにしたのですが、大ぶりのサザエ8個は、この辺ではあまり見かけないほどの大きさでした。手にとってみると、まさに「サザエ」。食べ応えがありそうでした。ところが、何となく嫌なにおいがプ~ンとしてきたのです。産地を見るとなんと「長崎産」でした。長崎から八戸までやっと届いたと思ったら、家主が留守で郵便局で2日間足止めを食ったおかげで、新鮮さが売りのふるさと直行便が「ふるさと寄り道便」になってしまったのです。8個のサザエは半分が腐敗し、何とかいけそうな2個は「刺身」、あとは「壺焼き」にしました。壺焼きは、お酒としょうゆがいい加減になり、とてもおいしく出来上がりました。刺身は何となくにおいがしそうでしたが、少しだけいただき、残りは「サザエご飯」に回しました。これが大正解で、今まで食べたことがないおいしいご飯になりました。妻いわく「私の腕のせいでしょ。」。否定すると家庭不和が勃発するので、「その通り」の一言で一件落着。八戸ではなかなか「さざえ」は食べないので料理の仕方が良く分からないのです。同じ貝でも、ホタテ、ほっき、しゅうりがい、つぶ、アワビなどはお手の物なのですが・・。おかげでサザエのおいしさを堪能できました。ありがとう、サザエ・・・いや、お母さん。あなたのおかげでおいしいサザエが食べられました・・・と言っておこう。来月は何が届くか忘れましたが、生ものでないことを祈るばかりです。
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熊の沢温泉

2010-03-15 20:14:03 | 日記
園長です。
 久しぶりに温泉に行ってきました。八戸にはたくさんの温泉がありますが、ここは一番新しい温泉です。5年くらい前に出来た温泉ですが、市内にはない「ピート温泉」です。成分が泥炭なので、茶色い色をしています。東北温泉のようにまっ黒ではありませんが、体には効きそうお湯です。湯船は6か所くらいあり、とてもゆったりした感じがします。全体的に清潔感があり、安心できる雰囲気です。この中で一番お金がかかっている湯船が、無色透明の「人工炭酸泉」だそうです。このお湯は、特殊なタイルから成分が湧出しているそうで、何となくヌルヌルが強く感じます。なめてみましたが、特に味はないようです。外には広めの露天風呂があり、開放的でした。一部八戸の町並みがのぞくことが出来ます。ここは熱めのお湯が注がれています。全部の湯船がかけ流しになっていて温泉気分が満喫できます。それに全体にぬるめのお湯がお肌に優しい感じがします。私には、ちょうどいい加減の温泉です。また行きたい温泉のひとつです。
 最近、お風呂からあがり、ちょっと休憩する癖がつきました。待合室で飲む「牛乳」はなんておいしいのでしょう。牛乳を飲む正しい姿勢は、右手で牛乳瓶を持ち、左手は腰にあてがい両足は肩幅に開いて、一気に飲み干すのが、由緒正しい飲み方だそうです。そういえば、意識しなくても左手は左の腰に自然にいっているようです。こんどポカリスウエットを飲んでたしかめてみようと思います。温泉はいろんな意味で楽しめる場所です。
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貧乏暇なし

2010-03-14 17:16:08 | 日記
園長です。
 ここ1週間は自分で何をしたらいいのかもわからないほど忙しかった。特に10日は大雪が降り、タダでも大変なのに中学校の卒業式があり、吹雪の中を雪だるまになりながら歩いて行った。風も強く、傘を差しても前から後ろから横から下から・・雪が打ちつけてくる。式自体はとても感動する素晴らしい卒業式だった。いわゆる「やらせ」ではない、生徒自身が作り上げた、自分たちの卒業式だったと思う。男の泣き顔、泣き声があんなに感動するとは思わなかった。来賓席からは、男子生徒の顔ははっきり見えなかったが、泣きながらの友達、親への感謝の言葉には、私も少し目頭が熱くなってしまった。久しぶりに涙、涙の卒業式だった。その後、ホテルで祝賀会があったが、車で行ったのだが、雪の中に駐車していた私の車は、帰りにはドアが開かなくなるくらい雪が積もってしまい、雪の中でスーツを着て汗びっしょりになって雪かきをした。おかげでせっかく薄い髪をスプレーで固めてふわふわに見せていたのに、汗と雪で髪の毛はべっとりと湯上り状態・・・おまけに頭から湯気を出しているのが自分でわかった。悲惨な祝賀会であった。その夜は自宅前が吹きだまりで駐車場に入るまで雪かきをした。テレビでは61センチということだったが、我が家では軽く80センチは超えていたと思う。夜8時30分まで雪かきをしてやっと我が家へ入れたのである。おかげで2.3日体がいたくてしょうがなかった。
 今週は保育園の卒園式、小学校の卒業式などがある。息をつく暇もないとはこのような状態をいうのだろうか。もうひとつ余裕がないのは、今年引き受けた町内会の仕事があるからだ。総務部長という「何でも屋」を押しつけられ、もがき苦しんでいる。今日も午前中から総会資料を作っているが、会長、各班の班長と連絡しながらの作業は、保育園の仕事以上の大変さがある。高齢化した町内の悲惨さが身にしみてわかった。これでは本当に町内会の役員はボランティアの中のボランティアだと思う。少子化はこんなところにも影を落としていたのだ。これから少しだけでも町内にお手伝いして行こうと思う。
 毎年、年度末は忙しいが、歳をとったせいか、今年は特に忙しいような気がする。本年度も残すところあと2週間ちょっととなった。仕事はあまりはかどらないが、気持ちだけはのんびり過ごしたいと思う。たまにはゆっくり飲みたいものだ・・・。
こんな時は、石川啄木の歌が思い浮かぶ。
     働けど 働けど 我が仕事 全然減らず
                     じっとパソコンを見る
 
  年齢と共に仕事量は増たが、処理能力は反比例して確実に減退しているようだ。
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給食

2010-03-07 11:23:05 | 日記
園長です。
 我が園では、毎週水曜日が「おにぎりの日」になっている以外は、完全給食を行っています。10数年前、何年か続けて保護者アンケートをとりました。「完全給食」についてです。当時は3歳未満児は完全給食、3歳以上児はおかずなしの弁当持参でした。アンケートをとるたびに私を悩ませたのは、「いつも忙しくて、子どもにかまってあげられない。せめてお弁当だけは自分で作ってあげたい。」というお母さんの言葉でした。海よりも深い親の愛情が伝わってきました。その意見を尊重しているうち、完全給食の移行が遅れてしまいました。でも、強硬しないでよかったと今は思っています。時期が十分熟してからの移行だったので、その後はスムーズに進んでいます。とりわけ「見守る保育」に取り組んでからの「セミバイキング方式」は、食育と相まって長坂保育園の特徴ある保育のひとつにもなっています。最近、給食の委託や外部搬入など保育園の給食が騒がれていますが、子どもたちの顔を見ながら調理する、今の給食が一番だと思います。何を改善し、何を残すのか、今の日本は基本から少しずつ離れていっているような気がします。子どもたちにとって給食は大切です。保育園の味付けが子どもたちの「おふくろの味」となっているかもしれません。ここはふんどしを締めてかからないと日本の食、子どもたちの食が崩壊してしまう危機があると思います。
 先日の「お雛様」は水曜日で「おにぎりの日」でした。ランチルームをのぞいたら、子どもたちが楽しそうにおにぎりの見せあいっこをしていました。お雛さま、お内裏様を模した工夫に工夫を重ねたおいしそうなおにぎりがそこにありました。海苔、ごま、玉子焼きを巧みに加工し、お雛様の顔を作り、三角おむすびにしていたものもありました。昔も今も子どもに対する親の想いは一緒なのだと改めて感じました。やはり食べ物を通して伝える愛情は深いものになるようです。先日テレビで「味覚」は脳の一部に記憶されていて、「我が家の味」「おふくろの味」は大人になっても記憶されている。と報じていました。おふくろの味は繊細で、親父の味は「大胆」ということでしょうか。親父の味で私が思い出すのは、私がまだ小さかったころ、山の畑で作った「だい鍋」(大根鍋の略?)という食べ物で、大根を洗い、おろしがねでおろし、イカの塩辛で味をつけ、火に掛けた鍋でした。ハッキリ言って、私はきらいでした。今では食べれるかも知れませんが、子どもの食べるものではなかったような気がします。第一、イカの塩辛は、今のようにまろやかで優しい塩加減ではなく、ひたすら保存食を目指して作っていたので、味付けのほうにも問題があるようでした。しかし、大根は消化が良く、今では健康食品として流行るかも知れません。おふくろの味、で思い出すのは「玉子焼き」です。我が家にはニワトリがたくさんいたので、毎日生まれたたてほやほやの卵が手にはいりました。朝、とり小屋に行って鳥が抱いている玉子をやや斜め後方からかすめるように手を差し出して玉子をゲットします。まだなま温かい玉子を手にすると、ニワトリがキットした目でにらみ、ドキッとすることがありました。その卵で「玉子焼き」を焼くのですが、我が家の玉子焼はあくまでご飯のお伴なので、塩が効いています。玉子に大量の塩を入れると、かき混ぜた時に色が透明に近くなります。しょうゆや砂糖、ましてや「ダシ汁」を入れるなんてことは私が結婚してから知りました。それまで玉子焼はしょっぱいものと思い込んでいたのです。知らないと言うことは本当に恐ろしいものです。しかし、味覚は幼い時からの学習で身につくようです。何度も何度も食べていくうちに記憶となって身につくようになります。皆さんも、おふくろの味がコンビニの「袋」の味にならないよう、少しだけ料理に関心を持ってもらいたいと思います。「おふくろの味」「家庭の味」「八戸の郷土の味」「日本の味」はこれからも大切にしたい心の糧であると思います。私自身の「親父の味」はそのうち紹介したいと思います・・そんなのあったかなあ。
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