園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

投網

2010-03-03 16:00:51 | 日記
園長です。
 チリ大地震による津波警報のため八戸市は大変でした。海の出来事なのに、山で生活する私達のところへも大きな影響がありました。沿岸付近の道路、橋が全面通行止めになったお陰で、街中や幹線道路は大渋滞。おまけに大きな店も閉まってしまい、まるでゴーストタウンのようになりました。私の住む、根城近辺は橋を含めた道路が大渋滞となり、何時間も進まずイライラしている様子が伺えました。私はタクシーに乗っていたので、メーターがカシャカシャ上がる音だけが気になっていました。いつもより1.5倍くらい高い料金になりました。しかし、大津波警報が出た割には被害がなくて本当に良かったと思います。
 道路と言えば、東京の道路はすごいですね。先日行った渋谷や品川駅付近の国道は、人と自動車があふれていました。いつも思うことですが、渋谷のハチ公前スクランブル交差点の信号が赤から青に変わったときの人類の大移動を思わせる光景は、大都会そのものの感じがします。その中心で魚を捕まえるときに使う「投網」を思いっきり投げると何人の人間が捕まえられるのでしょうか。1日100回も投げると10000人くらいは捕まえられるかもしれません。その捕まえた人間を生かしたまま八戸へ連れて帰ると、八戸は直ぐにでも50万都市になることでしょう。また、地下鉄の出口からぞろぞろ這い出す人の波をじっと見ているとドラえもんの「どこでもドア」が欲しくなります。出口だと思ってドアをくぐると八戸市の「さくら野」の前だった・・・なんてね。春が近くなるとこんな妄想が頭の中を駆け巡ってしまいます。とにかく今の八戸市には元気が足りません。大人も子供もみんな下を向いているような気がします。ここはやっぱり民族の大移動が必要でしょう。人口が多ければ少しは元気が出そうな気がします。でも、産業もない弱小都市には人が集まる魅力が欠けています。津波のような人が押し寄せて町が活気付くのはいつのことになるのでしょうか。首をなが~くして待ちたいと思います。その前に新幹線が青森まで開通し、八戸の人口が減ってしまうかも知れません。今の国の政策は強きものには優しく、弱きものには冷たい感じがします。「数は力なり。」と言いますが、4人の子供がいる私には、これから人口を増やすために努力したとしても、50を越えたおっさんの体力には限界があるのです。・・・どうしたらいいのでしょう。やっぱり「投網」でかっさらってくるのが一番の方法なのでしょうか。それとも津波で流された人々を網で救い上げた方がいいのでしょうか・・。ああ、春だなあ。
コメント
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