園長です。
仙台から長女が帰省しました。3歳と1歳の子どもを連れて・・。1歳と3ヶ月になる娘の長女は、歩く、歩く、走るように歩く。大人があとをついていくのに大変なくらい、チョコチョコと歩き回ります。階段は登りたがる、水には入りたがる、ちっともじっとしていません。目が離せない時期のようです。一方、3歳児の長男は、相変わらずの甘えん坊ながら、妹ができてから少しだけ、お兄ちゃんらしくなりました。環境が変わると、子ども達もそれなりに変わるようです。特に毎日見ていないので、直感的に変化に気がつきます。私はボーっと見ているので、あまりわかりませんが、妻は一目見るなり、成長の度合いがわかるようです。恐るべし・・ばあば。
せっかく来たので、たまには温泉など・・と思い、久しぶりに行ったのが旧古牧温泉。ここは国際興行グループが創設した三沢市内では一番大きな温泉で、日本の温泉百選にも選ばれた、由緒正しい温泉ホテルでした・・東北新幹線盛岡以北に大反対した社長は県内でも有名でした。このホテルは広い敷地内を鉄道が走ったり、整備された地下通路が、いたるところを走っていて、まるでありの巣に迷い込んだような建築物でした。保育の地区大会や東北北海道ブロック大会のような大きな研究・研修会はいつもこの会場でした。敷地内に大きな池があり、「河童池」と称して、池の中を船が行き交う、河童祭りが有名でした。でした・・と言うのは、あまり大きくしすぎて、自滅し、倒産の憂き目にあったのです。全国秘湯の会会員の「谷地温泉」も経営していましたが、こちらも経営者が変わりました。私の大好きな温泉でしたが、しばらく行っていません。東北新幹線で一番儲けたところの上位に「古牧温泉」がいつもうわさに上がっていましたが、実情は違ったようです。
3年位前、新たに「青森屋」というホテルに変わりました。今回社名が変わって初めて行ったのですが、「浮き湯」は良かったです。土曜日なのに男湯は3人だけ、途中で私一人になった時間もありました。浮き湯の由来は、大きな池に浮島ならぬ、浮き風呂を作り、温泉に入りながら、池の鯉に触れると言う、ゴルフの浮島のような温泉だったのです。外にあるので開放感抜群。池の周りはうっそうとした森になっていて、瀧があり、絶景の温泉でした。屋内にある湯船も広く、二つある湯船は片方が39度の「ぬる湯」、もう一方が42度の「熱湯」となっていました。私はぬる湯が気に入りしばらく入っていました。大きな窓は開けっ放しになっており、時々、黒い羽をヒラヒラさせながら「おはぐろトンボ」が湯船に入ってきたりして、まったりとした時間が過ごせました。アルカリ性の温泉特有のぬるぬるした温泉はいかにも疲れを癒してくれそうでした。
入浴料金は1,200円。日帰り入浴にしては高額です。ただ、食事つきにすると、バラ焼き定食かラーメン定食がつくので実質350円くらいの入浴料金になります。食事をいらない場合は、バスタオルがついて1,200円になります。どう考えても、食事つきがいいように思うのですが、選択は自由です。でも洗濯はできません。
温泉には妻と娘と子ども二人、そして妻の母親が同行し、3歳と1歳の子ども達に翻弄されながら楽しい時間を過してきました。帰ってからはお祭りの「前夜祭」を見てきましたが、こちらも大変でした。子どものエネルギーは一体どこから来るのでしょう。子育ては大変です。今からだとこちらが体を壊しそうです。「孫は可愛い。」の意味が実感としてわかったような気がします。今度来たらどこに連れて行こうか、悩んでしまいます。今度はいつ来るのかなあ。楽しみです。