ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「古代市」 ~古代の国際交流都市

2013-05-10 | 平野のイベント
   「古代市」 ~古代の国際交流都市

 大阪市平野区の六反(ろくたん)長原地区は古代大阪のルーツともいえる遺跡が数多く点在している。
 そのひとつ、長原遺跡からは5Cの頃と思われる、珍しい「舟形埴輪」が発掘されている。

              

 古墳時代、現在の大阪平野の大部分は河内湾という海であった。
 河内湾は奥深く内陸に入り込んでおり、瀬戸内海や外洋と直接、繋がっていたようである。
 長原は海際に位置し、朝鮮半島から渡来した人々が多数、居住し、さながら、古代の国際交流都市の様相を呈していた。

              

 大阪市は出土した舟形埴輪をもとに25年前に「古代舟なみはや号」を復元し、釜山までの実験航行を行ったことがある。

              

 その古代の国際交流都市、長吉六反にある「大阪市立クラフトパーク」で、5月3日に平野区をあげてのイベント「古代市」が開催された。

              

              

              

              

              

 メインは新羅からやってきたとされる「あかる姫」(赤留比賣)である。
 先日、平野郷で催された「あかる姫まつり」の華やかさからすると、パレードの少し寂しい感は否めない。

              

              

              

 しかし、地域団体の活気ある出店がイベントを大いに盛り上げた。
 加美南部の皆さんたちによる、“チヂミ”は絶品であった。

              

 また、地元、六反の“わらび餅”は、これ目当てで遠くから、いらっしゃる方も多いという人気グルメである。
 当日の午前3時から練り始めるという、こだわりの製法と、地元「向井珍味堂」のこだわり焙煎の“きな粉”のハーモニー。
 開店前から、長蛇の列になるのも頷ける。
 
              

 古代市らしく、古代銭との両替コーナーもあった。
 (グリーンが500円、赤が100円だという)


              

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