洛北・鷹峯の紅葉 ~真紅の煌めき
鷹峯には、かつて、私のお気に入りだった北山YHがあり、当時、20~30泊ほどしたろうか、このあたりはホームグラウンドとでもいうべき地であった。
今はYHも廃業され、跡地には住宅が建ち、時の流れを感じずにはいられない。
あの頃の鷹峯は、まだまだ訪れる人もまばらであったが、源光庵などは、今や京都の紅葉名所の上位にランクされ、大変な人出となる。
源光庵の本堂には丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」があり、それぞれに仏意がこめられている。
丸い窓は、何事にもとらわれないおおらかな気持ちを「禅と円通」の心で表し、四角い窓は、生きることや病、死ぬことなど日々のさまざまな苦しみの「人間の生涯」を表している。
(HPより拝借)
今回は久し振りに、この窓を撮影するためにやってきた。
それなのに・・・何と「11月中は撮影禁止」とある。
小さなお寺に観光客が溢れるので、客が撮影するたび、立ち止まっては流れが滞ってしまうからだとか。
こんなことを決める人は写真撮影に重きを置かない人なのだろう。残念なことである。
これでは、とても、悟りは得られない。
本堂の天井には伏見城の遺構で、落城の悲劇を伝える血天井が残されている。
源光庵にほど近い光悦寺は、徳川家康が江戸時代の芸術家・本阿弥 光悦(ほんあみ こうえつ)にこの地を与えたことが始まりである。
光悦の一族や様々な工芸の職人らがこの地に移り、芸術家村(光悦村)として栄え、光悦が亡くなった後に屋敷は寺となった。
光悦寺の参道は赤々とした紅葉が重なり合い、真紅のトンネルとなる。
また光悦寺独特の竹垣「光悦垣」がある。
土産物店でかわいい置物を見つけた。
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そして、番外編は洛北・おススメお食事処。
上賀茂神社横を賀茂川沿いに上がる「MKボウル上賀茂」内の「上賀茂バイキング」。
食べ放題で何と、ランチタイム・・・550円。
もともと、MKタクシーの社員食堂を一般に開放していたものを、このたび、リニュアル。
種類も多く、終了時間前でも、どんどん、出来たてを持ってきてくれる。
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