宇治田原・散策 ~“柿屋”のある風景
秋もいよいよ、深まり、小春日和のこの日、宇治田原の農村でも冬仕度が始まった。
稲刈りのすんだ田んぼには、お茶と並ぶ特産品の「古老柿」を作る“柿屋”が立ち並んだ。
鶴の子と呼ばれる柿の皮をむき、この柿屋に並べ、天日干しをして、ひと月、粉雪を被ったように出来上がる頃、里はいつの間にか、冬を迎える。
宇治田原のシンボル、茶畑を背景に咲く皇帝ダリア。
柿屋の近くにある大道神社の紅葉。
続いて、変わった名前に魅かれて、猿丸神社を訪れた。
「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋はかなしき」
あの名歌を詠んだ猿丸太夫が祀られているという。
狛犬の代わりを猿がしているのには驚いた。
猿丸神社は瘤、でき物取り、癌封じの神様として、信仰が厚いそうだ。
ここの紅葉もあの名歌を思わすように見事だった。
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