チロルの風・下栗の里と隕石クレーター ~遠山郷 1

しらびそ高原から南アルプスの抜群の展望を誇る「エコーライン」という林道が延びている。
その途中、日本初の隕石孔である「御池山隕石クレーター」内を通るという特異なルートである。



御池山隕石クレーターは直径約900mで、直径約45mの小惑星(隕石のかたまり)がおよそ2~3万年前に御池山南東斜面に衝突したと推測される。
現在、御池山の尾根沿いを中心にクレーター地形の約40%が残っている。


隕石孔の淵にアザミの高山種タテヤマアザミ?が咲いていた。


更にエコーラインを降りてくると下栗の里に到着する。
「下栗の里」は南アルプスの聖岳と対峙する標高1000mの尾根、傾斜約30度の南東斜面にへばりつくように民家や耕地が点在する山村で、「日本の原風景が残る山の里」として、「日本のチロル」と呼ばれる。
下栗の里が眺望できる天空の里ビューポイント(おおぎびら展望台)への遊歩道を行く。
木漏れ日のドット模様が揺れる散歩道の先に展望台があった。




主な産物は「下栗いも(二度イモ)」と呼ばれる特産のジャガイモと、蕎麦、小黍、粟などの雑穀類である。





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