太陽の塔・胎内へ ② ~「生命の樹」
太陽の塔・塔内には頂点に向かってそびえる、高さ約41mの「生命の樹」があり、マグマを思わせる真っ赤な壁面に包まれている。
樹の幹や枝には大小さまざまな300体ちかい生物模型群が取り付けられ、アメーバなどの原生生物から恐竜、そして人類に至るまでの生命の進化の過程と根元から未来に向かって吹き上げる「生命のエネルギー」を表現をしている。
残念なことに写真撮影が許されているのは1Fフロアの原生物エリアだけで、「生命の樹」を見上げるようにして撮影するしかなかった。
取ってつけたような理由はもういいから、早く、上階の撮影許可をお願いしたいところである。
地球上に誕生した生物のなかで、最も繁栄した生物の一つといわれる三葉虫。
甲冑魚。
わ! ネアンデルタール人!? ちゃうか!
岡本太郎のデザイン画。
万博当時、太陽の塔の目玉に籠城した過激派がいた。
万博少年だった私は、ちょうど、籠城した、その瞬間に太陽の塔の根元で目玉を見上げたいた。
「爆弾を持ってるかもしれない。」と慌てた警備員に塔から、遠ざけられた。
50年が経って、目玉を見上げていると、突然、時間が交錯したような気がした。
コロナ禍の最中だが、今日は赤く彩られた塔ではなかった。少し、ほっとした。
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