秋篠寺から水谷茶屋 ~大和の紅葉逍遥 ②
奈良市秋篠町、平城京の西北に位置する光仁天皇の勅願寺・秋篠寺は秋篠宮様の宮号に由来する。
その理由は秋篠寺の伎芸天像が紀子妃殿下によく似ているように見えたからだとか。
今なら、佳子様なのだろうかと思ったりする。
境内には会津八一の歌碑が建ち、初冬の紅葉が鮮やかだった。
あきしの の みてら を いでて かへりみる いこま が たけ に ひ は おちむ とす (会津八一)
<秋篠のみ寺をいでてかへりみる生駒がたけに日はおちむとす>
水谷茶屋は春日大社北側、若草山のふもとにある茶屋で、大正初期に建てられた”かやぶき”の建物である。
晩秋の奈良公園のフォトジェニック・スポット。
それなのに、こんなときに限り、いつも、たむろしている鹿たちがいない。