奈良・金魚ミュージアム ① ~ゆらゆら・キラキラのアクアリウム
奈良市の商業施設「ミ・ナーラ」4階の「奈良金魚ミュージアム」がリニューアルオープンしたので、再訪した。
まずは従来からあったトリックアートやアーティストと金魚がコラボしたアート・スペースへ。
そもそも、金魚は今から約2000年前、中国南部地方で野生のフナの中から赤色のものが発見されたのが始まり。
これを原種として、変種の選別淘汰の末、今日の金魚に至っているという。
日本には、文亀2年(1502年)、室町時代中頃、中国から渡来したといわれている。
江戸時代に金魚のブームが起き、18Cになると、現在、日本金魚の3大産地の1つ、大和郡山で金魚の養殖が盛んになった。
大和郡山の金魚は、柳沢吉里の家臣横田文兵衛が、亨保九年(一七二四)に、藩主柳沢吉里の国替えに際して、旧領地の甲府から郡山へ金魚を持参したのが最初であった。
横田はかねてから、金魚の飼育に長じていたので、温暖な土地柄の郡山で金魚の養殖に成功し、これにならった同藩家臣のあいだで金魚飼育が次第に広まった。これは窮乏化した藩、藩士の生活を支えるためだったようだ。
(柳沢吉里は柳沢吉保の子・大和郡山藩初代藩主)
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