レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」の時代 ~大塚国際美術館・陶板名画の旅 ⑬
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」(1495~98年)は彼43歳時に手掛けたといわれる。
キリストが十字架にかけられる前夜に12人の弟子たちと共にした夕食会が「最後の晩餐」でキリストが「この中に裏切者がいる」と予言した場面を描いている。
ダ・ヴィンチのほかにも多くの画家が描いていたテーマで、裏切り者ユダはすぐにわかる構図となっていた。
私、実は一番右端の男がそうだと思い込んでいたのだが、ユダは素知らぬ感じのこの男だった。
修復前の「最後の晩餐」も展示されていた。
アンドレア・マンテーニャ 「キリストの磔刑(「サン・ゼーノ祭壇画」の裾絵)」 ルーヴル美術館、パリ 1455-59年頃
サンドロ・ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」
サンドロ・ボッティチェッリ「春(ラ・プリマヴェーラ)」
「春(プリマヴェーラ)」は、ローマ神話の美の女神・ヴィーナスを中心とし、花の神フローラや春の神プリマヴェーラなど、古代神話の神々が描かれている。
ジョルジョーネ「眠れるヴィーナス」
ティツィアーノ 「ウルビーノのヴィーナス」
ヤン・ホッサールト「ダナエ」
ラファエロ「聖体の論議」ヴァティカン宮殿 署名の間
ラファエロ「アテネの学堂」ヴァティカン宮殿 署名の間、ヴァティカン 1509-10年
ルネサンス期イタリアの画家ラファエロ・サンティのもっとも有名な絵画の一つ。
この絵に描かれている人々は有名な古代ギリシアの哲学者たちだという。
最初に『聖体の論議』を仕上げてから、2番目に手がけたのがこの『アテネの学堂』で対となっている。
ティツィアーノ「聖母被昇天」
ティントレット「十字架を担うキリスト」
イエスは十字架を担い、ゴルゴタの丘へ連れて行かれた。
ジェンティーレ・ベッリーニ「サン・マルコ広場の聖十字架遺物の行列」
ヴィットーレ・カルパッチョ「聖女ウルスラの船出」
ピーテル・ブリューゲル(父)「バベルの塔」
(部分 左下拡大)
バベルの塔は旧約聖書に出る伝説の塔。天まで届く壮大な塔を作ろうとした人間に神が怒り災厄が降り注ぐという物語。
現代文明への警告か。
ピーテル・ブリューゲル(父)「雪中の狩人」 1565年
雪の山間集落や岩山を背景に、猟銃を背負った狩人が猟犬を引き連れて歩く。
何故か、いつまでも心に残る情景。
(部分 左下拡大)
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