のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

夢(黄泉のセブズー)2

2014-10-08 | 小説 黄泉の国より(ファンタジー)
 「今の、何だったの。」エミーが歩きながら、小声で訊いた。  「よく分からないが、あの胸の勲章は見たことがある。この国の身分の高い者だろう。逆らわない方がいい。」  「私のこと言ってたの。私、怖い。」  「いや、この国に来て間のない者を若いと言うのだろう。だんだん皮膚が腐って行って骨だけになったのが、さしずめ老人ということなのだろうな。」  バックルパーは行き交う人の姿を眺めながら言った。 . . . 本文を読む
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