のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

三、ユング司書(ユングの死)1

2014-10-28 | 小説 黄泉の国より(ファンタジー)
    エミーはバックルパーの仕事場にいた。仕事場にはヒノキの香りが立ち込めていた。樽を作るための、ヒノキの曲げものが何枚も棚に積み上げられていた。バックルパーは仕入れたばかりのヒノキの板を何枚も壁に立て掛けているところだった。  「おい、いい所に来た。ちょいと手伝ってくれないか。これを運ぶんだ。」   「ええっ、悪い所に来てしまったわ。」そうぶつぶついいながら . . . 本文を読む
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