のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

第 三 部 一、 黄泉の国 (無のトンネル)

2014-12-11 | 小説 黄泉の国より(ファンタジー)
無のトンネル     月の見えない真っ暗な空に無数の星が輝いている。新月の夜だった。ウイズビー王子を先頭に、パルマ達は王宮の地下に降りて行った。地下道の空間にはどこから来るのか生臭い空気が動いていた。階段を降り切った所から地下道は三つの方向に別れていた。  「この道はどこに通じているのじゃ。」  「右側は、セブズーの市街に通じている。」ゲッペルが答えた。  「もしや、王立図書 . . . 本文を読む
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