のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

凡人が語る宇宙論 (5)

2019-04-22 | 5次元宇宙に生きる(神)

五次元の人

 

この記事は

凡人が語る宇宙論()()()(

の続きです。興味ある方はそちらもお読みください。

 

 --------------- 

   初めに

----------------

 今回は五次元の二つの柱である「時間」と「スケール」について考えてみたいと思います。

五次元の考え方は、物質の存在する三次元に「時間」と「スケール」という二つの次元を重ねあわせて、世界を眺めてみようという試みなのです。

この「時間」と「スケール」という二つの次元は、共に心の中で成立する概念です。

つまりこの五つの概念で、私達は物心両面の世界(物質と空間)を理解できるのだと言えるでしょう。

 

1、物=三次元(高さ・横行・奥行)=物質

2、心=二次元(時間・スケール)  =空間

この物心を合わせて五次元と呼ぶのです。

 

-----------------------------------------------------

(5)物質と時間 空間とスケール

-----------------------------------------------------

・・・・・・・・・・

  ①物質と時間

 ・・・・・・・・・・

冒頭に書きましたが、物質は三次元の存在です。

それは物質が空間の中で、固定された場所を占める1なる存在だからです。(1なる存在というのは、たとえば一つ二つと数えることが出来る、太陽や花などのことを言います。)

空間の中にある1なる存在は、高さ・横行・奥行きの三方向を知ることで立体的に観ることができます。

つまり物質は三次元の概念で理解できると言えるのですね。

-----------------------------------------------------

ところが私達のこの世界は、三次元で観るような固まった世界ではありませんね。

物質は完全な位置を占めて永遠に存在することは出来ません。

つまり動いているのです。

花は咲き、散って実をなし、その実が次の世代を生み出す。変化し動いているのが私達の世界だと言えましょう。

しかし三次元の概念だけではこの物質の変化を理解することは出来ませんね。

その物資が変化していても、その変化を比較して理解する能力は三次元にはないのです。

--------------------------------------------

物質の変化を知るためには、「変化」を理解するための別の新たな概念が必要になります。

それが「時間」なのですね。

-------------------------------------------

変化は明らかに物質ではない。では何なのでしょうか。

物質でない何か、それは「空間」であり「心」と言えるでしょうか。

 つぼみが色づき、花が咲く。そして果実が実る。

この事実を理解するためには、つぼみ(過去)⇒花(現在)⇒果実(未来)という流れを理解する必要があります。

物質の姿に現れる(過去⇒現在⇒未来)という変化を認識する能力こそが時間であった訳です。

 時間とは、この美しい世界を理解するための概念だったのですね。

-----------------------------------------------------

重要なことは、

時間そのものに、つぼみから果実をつくる力があるのではないということです。

この世に時間という、何ものかが存在するのではない。

時間は無くても、この世界は美しい命の営みを続けている。

ということを理解しなければならないと思います。

------------------------------------------------------

別の切り口から見てみますと、

この自然の営みを三次元人間には認識することが出来ないということです。

そんな三次元人間が、時間の概念を身に着けることで、初めて、つぼみは花に結び付き、やがて果実へとつながる、美しい世界だったということを認識するのですね。

その意味で時間とは、まさに人間が世界をより深く理解するための一つの道具だったわけです。まさに心の革命だったと言えるでしょう。

------------------------------------------------------

時間とは、変化エネルギーだと言ってもかまいませんが、

それはつまりエネルギーの変化という属性を言葉にしたものであり、物質をエネルギーに還元するための人間の思考回路、つまり概念だということが分かると思います。

------------------------------------------------------

物質(三次元)に、時間の概念を重ねあわせて世界を見る能力を、四次元ということが出来ます。

三次元人間が、四次元人間に進化したということも出来きると思います。

四次元人間は、時間という概念によって心の世界を築きあげたと言ってもいいでしょう。

時間を手に入れることで、人は三次元を超えた大きな世界を観ることに成功したのです。

人間の歴史の中で、次元を超えるという最も大きな意識革命が起こったということでしょう。

--------------------------------------------------------

しかし一方、四次元は人間に悔悟(過去)、不安や恐れ(未来)という、今まで知らなかった副作用を同時に与えてしまったのです。

時間の概念が深く身に着いて行けば、それだけこの副作用も深く心の中に根を張ることになったのですね。

苦悩とは時間の作用と言える訳です。

四次元人間は、その意識革命によって、宇宙と拮抗するほどの能力を身に付けましたが、その裏側で苦悩の歴史が深く刻まれることになったのです。

---------------------------------------------

 この苦悩を救うために生まれたのが宗教・哲学だと言えますね。

様々な宗教や哲学が苦悩する人々に救いの手を差し伸べてきました。

概ねそれらは、人間と宇宙の本質を見極めることで、救いを見出そうとする運動のように私には思えます。もちろん間違いも認めなければなりませんが。

そこには禅のように四次元を越えるようとする真摯な探求もあります。それはつまり人間の成長点ではないのかとさえ思えるのです。

・・・・・・・・・・・

 ②空間とスケール

・・・・・・・・・・・

 私達は四次元思考を操って、今ある文明を作りだしてきましたが、しかしいまだ人類は空間を理解し観るための概念を持たないのです。

次回、この空間を観ることが出来る新たな概念を持つことが出来るのか、人類は五次元人間に進化出来るのかを考えてみたいと思います。

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 命を感じる一瞬 | トップ | 凡人が語る宇宙論 (6) »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Keiren)
2019-04-23 08:11:13
https://blog.goo.ne.jp/hasunohana1966

北籔さま
依頼した絵について少し書きました。
失礼な表現がありましたら、
ご容赦ください。

追伸
写真も無事着です。
知らせ等遅れまして申し訳ございません。

追伸2
宇宙論シリーズは時間をかけて
ゆっくり読みますね。
返信する
おはようございます (のしてんてん)
2019-04-23 09:15:10
Keiren様

ありがとうございます。
お陰様で、心のつかえが取れました。大事なお写真が無事だったこと、何よりです。

絵に関する記事を書いていただいたということでちょっとワクワクします。

けれど、それを読ませていただく前に、私の想いをまず書いておきたいと思います。あなた様の感想を読んでから書くのではない私の丸のままの想いです。

絵を描かせて頂いて、私は今まで感じたことの無い、人とのつながりを体験させてもらいました。

あらためて御礼申し上げます。

数か月間、肖像と向き合ううちに、私が描こうとしているあなた様の姿は、実は100%私であるということに、意外なほど強い確信と実感を覚えたのです。

お送りした肖像画は、私の中に生まれたあなた様であり、それは同時に鏡としてあなた様のもとに届きました。

私という鏡に映ったあなた様の姿です。

そこから何を受けとめられるのか、それは私には見えないあなた様の心。そこには私の心は微塵もありません。

これが私達人間の絶対的な真実なのですね。

だからこそ、私達はつながらなくてはならないということなのでしょう。

私の絵が、そのつながりを結ぶ架け橋となってくれればうれしいです。
ありがとうございました。

今回の記事は、E=mc2を主題にして書きはじめたものです。

あなた様が私の心に投げかけた言葉です。

私はそれを投げ返しました。あなた様の心にどんな波紋が起こるのか、私には知る由もありませんが、是非じっくりと読み解いて頂ければ幸いです。






返信する
Unknown (Keiren)
2019-04-23 12:14:08
北籔さま

ちょうど今、夫にコメントの通訳を伝えたところです。
彼は深く感銘して、涙汲むようにも見えました。

その絵に関する記事はFacebookに連結していて
夫がシェアしてくれました。
(だからか、結構アクセス強気味です)

その写真はTVを置いてある側の壁に
(左側にサイド庭の窓がある)かけています。
その絵の真下に
他の絵2品もかけています。

なので、毎日その絵を見ることができます。
いつか、その写真などをメールで送りますね。

このコメントは実際記事を読む前に書いたでしょうけれど、
私が書いたことと根本的につながっていると思います。

北籔さまの気が乗り移ったですかね。


夫は毎日、法廷仕事でここでコメントできる暇が見つからないようですが、
仕事に空きがでたら
必ず、ここに来ると言ってました。

宇宙論を読むには
イメージ力が要るようなので、
じっくり読んでから
思ったことなどをまた書きにきます。

取り急ぎですが、
進撃なお仕事に深く感謝申しあげます。
返信する
改訂 (Keiren)
2019-04-23 12:16:49
その写真は×
その絵は〇

うちらは毎日、何かの形で
北籔さまを話題にしています。
返信する
keiren様 (のしてんてん)
2019-04-23 13:26:35
昼食に帰って、この返信を見せていただきました。

龍の絵と、この記事の続きで頭が一杯で、まだあなた様の記事を読ませて頂いておりません。

ワンクリックで開くことが出来るのですが、しっかり前を向いて、読ませていただきたいと思い、そのままにしています。

明日、読ませていただきますね。

これからアトリエに向かいま^す^
返信する
感想など (Keiren)
2019-04-25 01:34:13
シリーズを何回か読んでみて思ったのは、
のしてんてん様は
相対性理論を可視化、つまり映像のように
視られていると思いました。

全く特独な見方をしているので、
ことばの壁を超えて
何を言いたかったのだろうと
想いを寄せながら読めば、
のしてんてん様の
イメージに近づけるかなとも思いました。

私は本来、美しいことばや畏まったことばの枠に
苦しみを感じるタチですが、

のしてんてん様の説明調には
人とイメージを共感しようとする、
人の心に生き物を植えようとする、
人の狭く閉じられた心を
少しでも広げて、
風通しをよくしようとした、志が
心地良い感じにさせてくれますね。

どの物理学者よりも
相対性理論の全体像を掴めていると思います。

私は長年、相対性理論の理解を求めて
勉強したので、(そのつもり)
どのような解釈、どこからの視点なのかは
ある程度、推量することはできます。
(私なりに)

その個人的な観点から言うと
のしてんてんさまは
骨まで芸術家として
生まれてきたということです。

芸術家は、硬い、固い、難いものから
本来の分子構造的な根本要素を見出し、
人に見せることができるように
自らを磨く人だと
私は思っています。

この私の視点から言っても
そのような、必修条件を
満たしているのでしょう。


ある日、車の窓から
過ぎ去っていく木々を見ながら
そうか、これが
アインシュタインが見たことなのかと
初めて、公式が身に染みた時があります。

その時の感動を
このシリーズを読みながら
思い出せました。

アインシュタインさんがあるインタビューで
どうやってその公式を発見できたかという質問で
長年、一つのことに取り掛かっていたら
自然に見えてきた、というような
返事をしてました。(確かではないのですが)

のしてんてん様も
一つのことに
長年取り掛かっているのでしょう。
それが完成できているか、どうか
私には知る由も無いのですが、

完成に向かって
只管探っていくと
その道で、
その足跡で
ついてくると私は信じています。



返信する
おはようございます (のしてんてん)
2019-04-25 08:51:44
私の立っている心の位置をとても真摯に観て頂いてありがとうございます。

ピラミッドの頂点=底辺。
それをKeiren様は分かっていらっしゃる。
そう思えました。

そのように観て頂けたKeiren様のお言葉こそ、「一つのことに長年取り掛かっている」人の発する言葉なのです^ネ^

発信し続けたら、きっといつかKeiren様のような心と巡り合う。そう思っておりました。

分かって頂けると思いますが、私の記事はそれ自身が私の修行のようなものです。そこにあるのは権威のような陳腐なものではなく、言葉と共に成長しようという意欲ですね。

そして絵画は、放任した自然の姿に近づき体験するもの、最近そんな思いを持つようになりました。

こういう内面を書くのは難しいのですが、Keiren様からやってきたエネルギーがついこういうことを書かせてしまうのだと、Keiren様に映った自分の姿を眺めながら喜んでおりま^す^

アインシュタインの頭脳が理解した宇宙。それはアインシュタインの語られた言葉で世界を観るから難しいだけで、己の言葉で観ればそれはどこにでもある常識になる。

人はただひたすら自分の言葉を探すということなのだと思います。

頂点=底辺なのです^ね^

E=mc2
この御縁を頂きありがとうございます。

私の言葉で、分からないことや不信に思われた点など、どうかご自由に仰ってください。

Keiren様の発せられた言葉に対して、私はマイナス面を描いて苦しむことはありませんから、その気遣いはお互いにしないようにこれからもお付き合いください^ネ^




返信する

コメントを投稿

5次元宇宙に生きる(神)」カテゴリの最新記事