(のしてんてん龍 習作F10号)
「邂逅」展の初回打ち合わせで、壁面を見た瞬間に描くべき絵が見えたと言ったら、格好つけているようで抵抗があるのですが、今回はそう書かないと治まりません。
と言いますのも、建仁寺の龍に会いたいと思った6月からその流れをたどることが出来るからです。
建仁寺の天井画、小泉淳画伯の作品は見事でした。その様子は 建仁寺双龍の旅 で書いた通りですが、私の心の空間に、その時から龍が棲みついてしまったようです。
その少し前から、自分の絵画の芯にある心との対話を筆触法として紹介する連載を始めました。これは授業という形ながら、自分を再確認することでもあり、必要以上に自分空間を意識することとなった背景での建仁寺の双龍だったのです。
そんな時、Unknown様より御教示いただいた「中動態」という言葉は、私がつかみかけていた心の要に突然光を与えてくれました。
これでいいんだという思いが生まれました。
つまり、筆触法で自分の心を素直にたどっていけば龍に出逢えるという思いです。
「中動態」という思考方法は当然のように、あるいは必然的に迷いの思考を中道に引き戻してくれるのです。
それから3日後でした。
奈良の、アートスペース上三条に5mの壁面を与えられたとき、御馳走を目前にした私に箸を与えられたようなものでした。
構想は一瞬で決まりました。頭の中で作品はすでに出来上がっていて、後はただ生み出すだけの状態と言えばいいでしょうか。
気持ちがけが先走りして、はたして描けるのか。口だけでは何とでも言える。
とにかく確かめるしかありません。
今まで描いたこともないないものを、本当に自分の心を辿るだけで龍は描けるのか。
下地を施したキャンバスが一枚偶然のように転がっておりまして、そこから私の頭の中は龍になったのかもしれません。
建仁寺の龍を参考にしながら、筆触法に入っていきます。
心に浮かぶ龍を、アリになった私がその体躯をくまなく歩く。そこに見える風景をただそれだけ見つめながら線を引きます。
それは筆触法が心を描き出す大事な行程です。
そして何より「中動態」の思考が、余計な不安を取り除いてくれ、私はほとんど無意識のまま線を引き続けました。
気が付いたらこんな習作が生まれたのです。
正確にいえば、闇を描く作業はそのあとのことです。
そして、これもあとから気付いたことですが、この龍の構図がなんとなくウルポロスの龍に似ているのが面白い。
ところで今日、
我がふるさと和歌山県の竜神村に行ってまいりました。
まさに龍づくしをご覧ください。
温泉をたのしんで 、昼食。龍を真ん中に三体の木彫り、チエンソーだけで彫り上げた作品だとか。
日本三美人湯と言われるだけあって、ローションに浸かっているような湯船、トロトロ感がたまりません。無色透明、美肌間違いなし。肌の傷もきれいに治ります。
こちらは藁で編んだ龍。
そして曼荼羅美術館(チベットで買い集めた曼荼羅のタペストリー多数常設展示)の前には
大きな瓦龍が眠っています。
そして菩提寺の龍の天蓋に付けられた飾り結び。
手を合わせた墓石に顔を向けたら
なんともかわいらしいカエル龍の姿。愁いを含んだ健気な姿に心を貫かれました。
そんなこんなで第一回「邂逅」展の作品イメージを頂いて帰ってまいりました。
皆様、竜神温泉は心身ともに癒されます^よ^
龍はもちろん想像の産物で、実在するわけではあませんが、その龍が確かに心を動かしてくれます^ね^。
「どう思われますか」様の問に対するお話も大変勉強になりました。
御礼申し上げます。
折師さんも言われていますように、この場所が、たくさんの意見交換の場になればうれしいです。
中動態の考え方も、そうして教示を受けたものですし、意見を頂きながら、成長していきたいです^ね^。
※元応用生物化学者の卵だったものとして。ただし可能な限り”簡単に、楽しく、伝わることを最重要視します!!”
① 『物質(原子)は誰が作ったのか』
…陽子、電子、中性子…もまだまだ川の源流ではないらしいです。
その上流にクオークというやつがいたり(陽子と電子はアップクオークとダウンクオークの組み合わせです。)、またクオークも種類が6あったり…クオークの先もあると言われています(超ひもとか波動とか)。
…問題は細かく追っていくと”これ以上先は見えないレベルまで”※これは技術の進歩が不可能になるまでなので…実質無限にゴールが見えません!
ので、誰が作ったのか…とりあえず”まだわからない”です。最後まで行ってないので(笑)
②③…実は生物学のど真ん中!
「無機物から有機物、そして複雑な有機物はどうやってできたのか?」
…”ユーリーミラーの実験”というものがありました。原始の地球のような無機物だらけのフラスコに”雷※電気の放電”を起こしまくって何ができるか!?という実験。
”結果:アミノ酸といった有機物の基礎やアデニンといったDNAの基ができ、さらには短いDNAもできたそうです。”※その量は実験ごとに全てバラバラ
…つまり、”原料にエネルギーあげれば偶然できるのは事実”らしいです。可能性がある限り、例え1兆分の1でも起きる(笑)。※反証として”全く何もできない確率もあります。科学的に”
④”成り立つ”…卑怯な表現をお許しください…”成り立つもよし、成り立たぬもよし”
…だとギャグなので科学の話も。
…この考えは最先端たる”量子力学の基本”だったりします。
Q:二つの箱があり、どっちかに量子がいる…さてどっちにいるとして計算する…!?
A:どっちも計算する。左多目とか塩梅つけて。(確率論というそうです。)
…つまり”成り立つに100%振って計算するも0%振って計算するも…科学の観点からは正解です。そうしないと計算すらできないので(笑)”
…またそれが真実かどうかは証明できません。
「真実だと思っていた科学の知識が、実は別の真実があって…外から見える事と中で起きていることは違いました~!」
…があったりします。(主に生物化学…実は再現性100%は存在しないという領域汗…!)
まとめ:実はのしてんてんさんの
「”私たちは何も知らない”は究極的に真実」だったりします、割と本気で…。
…①の最後+④の最後の通り「まだ調べられる」+「知らないことが今の真実をひっくりかえす」…それが科学の歴史だったりします笑
…私の持ちうる知識での現時点の答えはこんな感じです。
余談:割と本気で…①か④が証明できればノーベル賞は軽いです!…間違いなく!!(爆笑)
…タイトルの通り、仕事の疲れも覚める…本当にチカラを感じました…!
…光と影、造詣、自然とできたウロボロスの形態、波紋…など細かいことを考えて…止めました!
「心が凄いと感じるものがある…理屈抜きで…凄い!!!」
中動態とありましたが…”純粋に迷いなく振りぬいた一刀”の如きものがある…そんな気がしました…。
いつかの記事で「最初の構図のまま、悩まずにまっすぐに作った作品は…上手くいかないことがある」とあった気がします…
確かにまさに手練手管を交えた達人の一刀にはならないかもしれませんが…無心の一刀も美しい…そんな事を勝手に考えていました。
あと、カエル龍…私は生物学バカなのか(笑)最初の思いついたのが「卵の中で成長するカエルは龍に見える」と。(孵化寸前とか)
ヘケトについてはゲーマーなのに初めて知りました。真鹿子様の博識に…驚き…!
ここから闇を加えてゆくとの事…これ以上に練り上げられたものが一体どうなるのか…”本当に想像がつきません!”…勝手ながら…楽しみにさせていただきます!!
アトリエにクーラーはありませんが、扇風機はありますので、ご安心ください。
それでも今日は暑くて、シャツが汗びっしょり、カエルのように水の中で生活出来たらと思いながら絵を描いておりましたよ。
なんとかこの連休までに仕上げなければならない作品でしたが、間に合いそうです。
そう言えば、昔街中でよくカエルを見かけました。
ケロヨンと言いましたっけ。確か薬屋の店の前とか。
あれもへケト神だったのかもしれません^ね^。
連日の暑さ。お体気を付けてくださいね。
こんばんは!
懐かしいですね♪
カルピスソーダー頂きま^す^
のしてんてんマスターもいかがですか
でも、愛くるしいカエル龍ちゃんには仰天☆
カエルちゃんはどちらかといいますと、
日本では河童系統と思っていましたから、
そう言えば私のブログには、
頭が魚で胴手足が龍の
『魚龍』(さかなりゅう)が生息していますよ
夜明けの朝陽系ですけれど
また『7』の時のように何かのおりに
ご紹介させていただきますね♪
それにしましても日本では、
蛙の子は蛙、龍にはならないと言われていますけれど、
私はそんなことはないとはないと思っています。
エジプト神話には『ヘケト』、水の女神で、
カエルそのものが頭になっている女神と、
カエルの顔が頭になっている女神がいらっしやいます。
カエルは多産なので、多産と復活の神様です☆
古代ギリシャでも、中国でも
カエルは神様になっていますが
私は古代ギリシャか、エジプトあたりにも、
カエル龍が息づいているような気がするのですが、
興味津々です♪
のしてんてんさんはもうお休みですね
タブレットの調子が不思議で、
コメント三度目の挑戦で^す^;;
今度はうまくいくでしょうか♪
早朝草引きの時も、カエルさん
近くにいるでしょうね。
カエル龍よろしくお願いいたします♪
それではお休みなさいませ☆
カエル龍の夢ご覧になってくださいね。
ではではカルピスソーダー
ご馳走様でした。
とても美味しかったです♪
ピョンピョンピョン
このような時には、
カエル飛びでかえります^ね^♪
おやすみなさ~いピョンピョンm (@_@) mピョン☆
お尋ねの件ですが、先に私の立ち位置を言わせて下さい。
私は学者ではありませんし、幅広い見識を持っているわけでもありません。私が言えることは、探求者だということだけです。
絵を糧に、真実の探求を続けているいわば旅人です。
そこでお尋ねに対して私なりの思いを書かせていただきますと、こんなふうになります。
まず、①②③の問のように、何かを(誰か)が作ったという考えは、単純に思考の破綻を言っている意外に意味はないと思います。なぜなら、もし誰かが作ったと考えれば、その誰かは誰が作った?という質問が延々と生まれ、その限界を越えることは出来ません。つまり、それは思考の無限循環でしかなく、そこに真実は無いということです。
私たちは今を丸ごと受け入れること以外、真実に触れることは出来ないのだと私は思います。
③④の発想は思考の虚構性ゆえに生まれるもので、どんな奇想天外な発想もその意味で可能ですよね。
もし思考に虚構性がなければ、私たちは真実のただ中にあって、一切思考することは出来ません。虚構性ゆえに真実から自由になって思考が働くのですね。
その意味で、③④は虚構性ゆえに成り立つのです。
問題はその発想が、私たちが真実に気付くために役立つかどうかだと思います。
Aさんに役立てば、Bさんに役立たなくても、それは有用な発想だと言えるわけで、様々な発想は、真実に気付くための道具に過ぎないわけですね。
それゆえ、一番大事なことはその道具に支配されないことだと、私は常々そう思っております。
単純なシンプルな答えと問われますと、答えは唯一つ。私たちは何も知らないということではないでしょうか。
真実について
共に探求者として、これからもお話しできればうれしいで^す^
なにがしかの答えになっていれば幸いです。
確かに龍が描けたということは、新しい世界が広がったという思いがあります。
その思いを祝福してくれたのが、墓石の愛くるしいカエル龍でした。
本気で龍がやってきたと思いました^よ^
これでいい。
そう思えることのありがたさを実感しております。
まかこさんにもおすそ分けです。
冷たいカルピスソーダ―などいかがです^か^。
① 『物質(原子)は誰が作ったのか』
物質(原子)は百余り有りますが、陽子・中性子・電子の3者での構成しか存在せず、生成過程で発生するはずの「多様性」が無いのは不自然です。
原子は規則性や法則性に支配されますが、自然や偶然で規則性や法則性まで作れるものでしょうか。
中性子は中性子線を内包し、特定の物質(原子)は放射線を放射しますが、自然や偶然で放射線を作れますか、膨大なエネルギーを内包できますか。
② 『遺伝子DNAは誰が作ったのか』
全ての生命に遺伝子DNAが組み込まれていますが、肉眼で見えない微細なものが1mとか2mとかの長さがあり、4種の塩基配列は複雑精巧なもので、自己修復機能まで有します。
こんなものが自然や偶然に出来るものでしょうか。
③ 宇宙の始まりが無機であったとしても、進化の途上で有機(生命)が生まれ、さらに彼らが多様な進化を遂げたうえに、「未詳の存在」が人間や様々なものを作り出した可能性は否定されるものでしょうか。
④ 『今の世界は虚構であり、私たちは人工的に作られた肉体を使って、人工的に作られた「場」で生活をしているのであり、本当の自分は「遠い未来」(真実の世界)にいます。』という発想は成り立つでしょうか。
(平行宇宙だとか重畳宇宙だとか「メビウスの輪」だとかの難しい解釈ではなく、もっとシンプルで単純な答えが見つからないものでしょうか)。
おめでとうございます☆♪
のしてんてん龍新境地、開かれましたね(@_@)
素晴らしいです!!
のしてんてんウロボロス龍の初々しいうぶ声
霊妙な龍思音が聴こえます^よ^♪
のしてんてんさんはやはり
竜神で誕生され龍神とのご縁も深遠(深縁)
のしてんてん龍を描かれますのも、
成るべくして成られている必然だと思います。
これからものしてんてん龍
のしてんてん双龍
のしてんてんウロボロス龍
もうのしてんてん龍道界無限大です!
どうぞよろしくお願いいたします☆
今日も瞬間開拓展開(天開)
善き日をお過ごしくたさいませ♪
感謝感激!
まかこ 拝
追伸
のしてんてんさん
龍の尾の先って
ずいぶん繊細ですね。
まさに素粒子電子の一粒無限の波がせせらいでいます。
やはりウロボロス龍は
素粒子の尾を吸収している
円相なのでしょうね
☆カエル龍☆
超絶!
どうしましょう( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
たのしみで^す^♪