のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

空間に向かって更なる旅

2021-08-30 | 般若心経を読み解く(五次元)

のしてんてん五次元の旅は、絵画を通して今華僑を迎えている。

自分で言っているので、眉に唾をつけて、話半分にそれでも聞いて欲しいことがある。

 

上の写真は、つい先日空間に自らを解放して旅立った画友に送った

アトリエ風景である。

彼の余命尽きる直前に

なぜか突き動かされて私はそうするしかなかった。

「見せてくれてありがとう」

画友の最後のメッセージだった。

私はさらに言葉を送った

「あなたの芸術の真髄が神髄と重なる。必ずそれは有るから。」

返信が来た。

「朝、旅立ちました。」

そのメールには奥様の送り名が添えられていた。

コロナ禍でお見舞いにも行けなかったが、

・・・・

もっと大切な

燃え尽きるまで振動を続けた彼の真髄を見せてくれた。

生きる意味だ

 

入院のベッドで仕上げた一枚の絵、

送ってくれた画像は制作中のものだった。

テンペラからアクリルに持ち替えた

画家の新しい試みだった。

死の宣告を受けてなお新しいジャンルを切り開こうとする、

それは彼が証明した

命の新鮮さだ。

この作品は

見事に受賞を果たした。

 

彼は空に還った。

 

会えなかった分

直に心と接触した

そこに空があった。

彼が

その空を教えてくれた。

私の空に彼がいて

彼の空に私の思考もあるのだ。

 

 

空は一つ

唯一無二の空に触れると

私達は一体だ。

その実感が

互いの思考を取り巻いている空間の

エネルギーの場にあるのだ。

二つの思考を受け入れて見守っているものがいる

それが空なのだ。

 

共にこの空を

意識した瞬間があったのだと

信じたい。

 

その人は

藤原 郁夫画伯

心からご冥福を祈ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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生き様は、永久(とわ)に鮮やかに (人生の素人:折師)
2021-08-30 21:14:25
※私の私情がとても多いコメントとなります。ご容赦を…。

 お名前を検索し、青木画廊の絵を見ました…『一線を越えた絵画、芸術の力をただひたすらに放つ作品』に…感じるものがありました。
 そして、絵の具の種類自体を変えてでも…願う作品を作る想いにも尋常でない物を…。

 先日銀座の展覧会に伺いましたが、芸術というものには…本当に「説明不要の、確固たる力」がある、と。

 そして、今回の件、真っ先に「生き様」という言葉が想い起こされました。

 『隣に今もなお走る友の姿が、自分に激励と気力をくれる』
※ただ、そうした風景が私には思い浮かびました…。

 藤原郁夫様の冥福と、その生き様がなおも走り、目指すところへ共に行く事を願いて。
 
 
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折師様 (のしてんてん)
2021-08-31 19:20:43
藤原郁夫画伯のことを書いていただいて本当にありがとうございます。

志半ばとよく言いますが、これから彼の作風は大きく変わる契機にありました。
それが残念ですが、これも彼の生き様だと受け止めるべきなのでしょうね。

100%生きたのです。

銀座に行っていただいたのですね。
ありがとうございます。
私の絵は一昨年の龍から空間に移ってきました。これからどう変わって行くのか・・・
良し悪しは別として、意識の中にやって来てくれた藤原画伯と共に前に進んで行きたいと思っています^よ^

このご時世、くれぐれもお体にお気を付け下さいね。
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