私は絵画に完成を求めてはならないと思っています。
心を描こうとすれば、実際完成はありえないのです。
あらかじめ思い描いた構想(たとえばレンブラントのような光を描きたい)にとらわれて制作を進めると、作品の仕上がりはとても浅いものになります。
とりわけ構想どおり描けた作品はほとんどの場合失敗作となります。
これは私の経験から言えることなのです。
人が意識の中に思い描いた世界は、心の闇の中の氷山のようなものです。
構想は進む方向を示して創作の原動力になりますが、それだけを無難にうまく描いて完成させてしまうと、うまいだけでとんでもなくレベルの低い絵となってしまいます。心が描けていないのです。
私は常に、上手にまとまった作品よりも、未完成の完成を求めているのです。
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