4部作のいよいよ最後の作品イメージは、いろいろあったが、結局曼荼羅のような形になった。
すべてを受け入れて世界を眺めると、宇宙空間が呼吸のたびに体内に入り込んでくる。そんな実感が生まれる。
生も死も、一つの世界にいる。
究極の幸せはその真実に身を置いて、楽しむことだと思えてならない。
心の中にあらわれてくるそんなイメージをできるだけ正確に描き出そうとすると、曼荼羅に近い構図となることに何か不思議な安心感があるのはなぜだろうか。
4枚組の構図にある大きな4つの円には、誕生と死、花と実の4つの相が描かれるだろう。
だろうというのは、私にもわからないからだ。
その時になったら描くべきものは現れる。そう思い切って、4枚のキャンバスを並べて、大小の円だけを描いた。
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