のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

2012.12.26

2012-12-26 | 日記

構想でいいと思った絵が、描き進むうちに、心打たなくなった。

卵の殻が裂けて外に解放している図柄が気に入らない。

その一瞬の思いを大切にすると、絵を根本からやり直さなければならなくなる。

時間がない。今までの時間が水の泡。いろいろな負の思いが起こって心が鈍る。

鈍った心で絵を眺めていると、どこからかその絵を認める思いが生まれてくる。理屈で絵を丸め込んでしまう。大抵それで失敗した。

そんな絵でも一応体裁は取れる。それくらいの高みにはある。その場所に居座っている。そこから精神がくさっていく。自分を見てそれが分かる。

居座ると心の叫びがなくなる。居心地のいい場所で、叫ぶものがいるはずもない。

だが、絵に叫びがなかったら惨めなものだ。私の目の前にある絵がそれだ。

自分の心を打たないものが、他人の心を打てるはずがない。

三日で答えを出すといった。その答えがこれだ。

這い上がるしかない。もう一度這い上がるしかない。

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