
心をニュートラルにすると
布団の中
ゆっくりゆっくり
(海の波と息を合わせる)
(眠る前に)、(そして目覚めたときに)
静かな波、青い空、温かな陽射し
布団の中で、眼を閉じると、そこは南洋の海岸でしょうか
波がまるで呼吸するように、やってきます
①息を吐きます。するとだんだんその力が弱まって、やがてもうこれ以上吐けないところまで来ます。
その体感は、波が打ち寄せて砂浜に拡がり、吸い込まれるように消えていく風景そのものです。
②息を吸い始めます。最初は穏やかな吸気ですが、肺に空気が満ちるにつれて大きなエネルギーに膨らんでいくのが分かります。
この体感は、砂浜に拡がった海水が砂に吸い込まれていく風景と重なります。吐く息が、吸気に変わる瞬間です。砂に拡がった波を吸い込むように吸気が始まります。
(息を吐き切ったら自然に任せます。無理に吸い込もうとせずに、吐く息を砂浜に拡がる水の姿に置き換えて広がるだけ広がらせます。やがて水が砂に吸い込まれるように吐く息が吸気に変わります。それは自然に起こっているのです)
③その吸気は肺に溜まるにつれて圧力が増していきます。そしてこれ以上吸えないところまで達します。
その力は、引き潮そのものです。リズミカルに波が引いて行き、やがて引き潮は満ち潮とぶつかって大きな波頭をつくるのです。吸う息が続かない所まで来ると、波頭が崩れ始めます。その瞬間が、吸気が吐く息に変わるポイントです。
④この時、吸気が止まる瞬間、意識を丹田から肛門周辺に向けると、より意識的な呼吸を実現できます。波頭が崩れる風景と重ねあわせて、吐く息がエネルギーを解放するのです。
(この時、波頭がピークに達した瞬間、丹田を意識しないで自然に任せると、柔らかい波となります。でもまだ呼吸を強く感じたいときは、この時に息を丹田に向けるように意識するのです。すると吐き切った状態から、吐く息に変わる一瞬、イチ、ニイという感じで、吸う動作が生まれ、一気に空気を押し出すことになります。穏やかな波と荒々しい波の違いは、その意識の差となって現れるのです。)
⑤解放されたエネルギーは、寄せる波となって、浜に押し寄せます。吐く息が続く限り広がっていきます。そして①に戻るのです。
①~⑤を繰り返していると
意識は波そのものになります。自分の身体が波になって大海原に拡がります。いつの間にか眠りに入ります。それはごく自然に起こります。
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眠りから覚めたら
目を開けずにイメージをそのまま続けます
①~⑤を静かに、繰り返します。
ニュートラルになった心に朝の音が聞えます
(鳥の声、新聞配達の音・・・)
(そう言えば今日は何があったっけ・・・)
自然に思考が動きはじめます。愛すべき思考の目覚めです。
生まれたての自分を感じながら、
人間社会に入っていきます。
新鮮な朝
「おはようございます!」
これだけで、あなたは人生の半分を感性の中で生きることになるのです。
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