
時間の概念から卒業すると、人は瞬間を生きる概念を手に入れる。
これはきっと人間が永遠に生き続けるために与えられた能力だと本気で思っている。
今この瞬間を生きるための概念をつかむことは、人間が成長していくその先にある。新人類の姿なのだ。
私はそのための実験場だ。
職務から解放され、己を縛る義務は家庭にあって皿洗い程度になった今、この己というものを5次元の中で生かしてみたい。
世界を立体的に理解できるのは、縦・横・高さという3つの次元を手に入れたからだ。そのうちの一つでも失えば人は世界は平面だと信じて疑わないだろう。
4番目の次元である時間の概念を手に入れるまで、人間は過去も未来も知らなかった。そしてもっと大事なことはこの瞬間という時間さえも理解できない存在だったことは疑いない事実だ。
時間の概念がなければ、愛も、家族も、社会も、そして己さえも知りえなかった。時間の概念は人間そのものだと言っていいのだ。
そして5番目の概念がある。
それがスケールの概念だ。
スケールの概念で世界を見ると、時間の流れが止まる。
時間が無くなるのではない。今このときという時間の中で人は世界を認識することが出来るようになるのだ。
時間の流れの中で世界を認識する4次元の人間と、今このときの中で世界を認識する5次元の人間の違いは大きい。しかしそれを理解できるのは、5次元の中で生きるものしかいない。3次元のものが4次元を理解できないように、4次元の中では5次元を見ることはできない。
私の実験はそこに意味があると思っているのだ。
人が5次元を理解する踏み台となりたい。
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