概念というのは、自分や世界を認識するための尺度と考えてもいい。
その尺度が増えればそれだけ生活空間が広がる。
逆にそれを失えば、我々は暗い闇の中に埋没するしかない。
概念とはそういうものだ。
それだけに、スケールという5番目の概念を手に入れることの大きさは計り知れないものを人間に与えてくれる。まさに新人類と呼ぶにふさわしいものなのだ。
スケールの概念を簡単に言えば、今の瞬間を理解するための尺度だ。
4次元思考では、瞬間は単に過去と未来の橋渡しとしてしか見えてこない。
明日の昇給を目指して生きる自分を見る事しかできない。私の経験(実験)でそれは十分にわかる。
だが5次元思考を手に入れると、この見過ごされていた今この瞬間こそが真実の宇宙であることがわかるようになる。
今この瞬間の世界を端的に言い表せば、私は神の一部であり神そのものとして存在しているという事実を私たちに見せてくれるものだ。それは禅の教える瞑想の世界と似ている。
禅の世界は、スケールの概念を使わずに、自力で4次元思考を停止させ真実に至ろうとしたものだと思っている。
新しい概念を手に入れた人間には、禅は普通になる。
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