浄土という言葉をテーマに、壁画を描く。
浄光寺での個展を決めたときに見えてきた方向だ。
浄土は心の奥の奥にある。その闇の奥とつながる絵、それがのしてんてん絵画の本懐でもある。全身全霊をかけて描いてみたい。
古いDMカードを切って、大小さまざまな箱虫をつくった。
箱虫というのは、箱を切ってできる短冊からできた、のしてんてん絵画のキャラクターで、最初それが虫が這うような形に見えたのでそう命名したのだが、いつの間にかこれが心そのものに見えるようになってきたものだ。
浄土と言っても、極楽浄土という狭い意味ではなく、宇宙と人のかかわりにある真理。そんなものを描きたい。
箱虫を気ままに並べて、まずは遊ぶことにした。
そのうち、何かが見えてくるだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます