徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

失われる清正公の歴史的遺構

2015-12-22 21:39:06 | 熊本
 京町から出町を通って植木方面へ走る県道303号線(旧国道3号線)の、旧熊本電通学園付近から、加藤清正が築いたと伝えられる切通しの道が続く。ここはおよそ200mにわたって道の両側に約2000本のツツジが植えられていて、春から初夏には見事なツツジ街道となっていた。
 ところが、ここに大型商業施設ができることになり、現在、建設工事が進められている。ツツジは無残に抜き取られ、今は新しく造成される土手の赤土がむき出しの状態。さらに一部の土手は掘り下げられてしまっている。
 私有地だから誰も文句を言えないのかもしれないが、こうしてまた、歴史的遺構が消えていくのである。