徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

能楽堂建設は はたして・・・

2016-02-03 19:17:32 | 音楽芸能
 昨日、一日遅れの藤崎八旛宮朔日詣りをした。能楽殿の戸板が真新しいものに取り替えられていることに気付いた。どうも目になじまない。しばらく眺めながら、いろんなことが頭に浮かんできた。
 熊本は能楽の歴史をリードしてきた県にもかかわらず、まだ県立あるいは市立の能楽堂がない。能楽堂を建てようという動きがあることは承知しているが、最近、能楽堂建設について「ちょっと待てよ」と思い始めた。
 ふだん各地の能楽堂の演能予定をチェックすることがよくある。だが、押しなべてチケットが高い。普通席でも1万円を超えるのがざらだ。立派な会場になればなるほど高くなるのは当然かもしれない。
 現在、僕はだいたい年に5回程度、能舞台をナマで観る機会があるが、うち、出水神社薪能、熊本城薪能、藤崎宮例大祭の段山御旅所奉納能の三つは無料。あと県立劇場の特設舞台などで行われる演能でもだいたい3千円程度で済む。もし、新しい能楽堂が出来たら、当然入場料は高くなるだろう。はたして僕のような一般の能楽ファンにとって能楽堂建設は幸せなことなのだろうか。




テレビタミン(KKT)で放送された喜多流能楽師・塩津家三代とゆかりの藤崎八旛宮能楽殿