昨日のRKKローカル番組「土曜の番組」では、熊本市のランドマークとして市民に愛されている金峰山の呼び方が「きんぽうざん」なのか「きんぼうざん」なのかをハッキリさせようという企画をやっていた。市民へのインタビューでは「きんぽうざん」派が圧倒的に多かったが、案内板などの標記は「きんぼうざん」と書かれているものも多く、市の担当課の見解もハッキリしない。結局、どちらでもかまわないというというような曖昧な結論に終わった。
そもそも、はたして二択なのかも疑問だ。僕の祖母は「きぼうさん」と呼んでいたし、古い資料にも「きぼうさん」や「きぼうせん」とも呼ばれていたと書かれている。もともと「飽田山(あきたやま)」と呼ばれていたが、平安時代初期、大和国の金峰山(きんぷせん)権現を山頂に勧請して以来、金峰山と改称されたという。その後、人々は様々な呼び方をし、それが今日まで続いているのだろう。
国語的な解釈から言えば、「金峰」のように撥音(ん)や促音(っ)の後に続くハ行音の連濁は「パピプペポ」にするのが普通のような気がする。だから、「きんぽうざん」と呼ぶ人が多いのだろう。
(例)憲法、前方、緊迫、腕白、鉛筆、潜伏、年俸、燃費、澱粉、審判、密閉、鬱憤、日本、切符 etc.
最後に「金峰山」を謡った古謡を一つ
西は名におう飽田山 筑紫の富士とごらんせよ
そもそも、はたして二択なのかも疑問だ。僕の祖母は「きぼうさん」と呼んでいたし、古い資料にも「きぼうさん」や「きぼうせん」とも呼ばれていたと書かれている。もともと「飽田山(あきたやま)」と呼ばれていたが、平安時代初期、大和国の金峰山(きんぷせん)権現を山頂に勧請して以来、金峰山と改称されたという。その後、人々は様々な呼び方をし、それが今日まで続いているのだろう。
国語的な解釈から言えば、「金峰」のように撥音(ん)や促音(っ)の後に続くハ行音の連濁は「パピプペポ」にするのが普通のような気がする。だから、「きんぽうざん」と呼ぶ人が多いのだろう。
(例)憲法、前方、緊迫、腕白、鉛筆、潜伏、年俸、燃費、澱粉、審判、密閉、鬱憤、日本、切符 etc.
最後に「金峰山」を謡った古謡を一つ
西は名におう飽田山 筑紫の富士とごらんせよ