上の写真は昭和36年(1961)当時の坪井の田園地帯。その昔、「寺原田畑」と呼ばれた美しい田園にはワラが積まれ、のどかな秋の風景が広がっている。この写真が撮られたのは僕が高校1年生の年で、懐かしい通学路が写っている。坪井川右岸を上って「2」の永康橋を渡り、「3」の市立高と「4」の竜南中のグラウンドの北側(上側)を右の方向へ真っ直ぐ歩いていた。坪井川の清流には銀鱗が踊り、田畑の春と秋は特に美しい風景が心を和ませてくれた。しかし、今ではこの一帯は遊水地となり、かつての美しい田園風景も、今は昔の夢物語となってしまった。
1:坪井川
2:永康橋
3:熊本市立高(現必由館高)
4:竜南中
5:熊本電鉄・藤崎宮線
6:熊本電鉄・上熊本線
7:熊本電鉄・北熊本駅
坪井川右岸。見る影もない原野と化した。
坪井川左岸。原野の一部は必由館高のグラウンドとして整備された。
僕らの時代の様な徒歩の通学はほとんど見かけない。