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▼消えた女子フットボーラーを悼む(2011年8月6日)
つい先日まで、東日本大震災による悲劇の中に、遠く離れた熊本にもこんなに悲しい話があるとは知らなかった。それはかつて益城ルネサンス熊本FC女子サッカーチームに所属し、中心メンバーとして活躍していた佐藤恵利子さんが大津波にさらわれて亡くなっていたというのだ。彼女は宮城県の聖和学園高校の出身で、卒業と同時に熊本にやってきたチームの創立メンバーだそうである。2007年まで約10年ほど在籍し、その後、宮城県に帰っていたらしいが熊本への愛着は強かったらしく、その後も度々熊本を訪れていたそうだ。3月11日の大津波の後、行方がわからなくなり、3週間後に遺体がご家族によって確認されたという。僕は彼女のことはこの話を聞いて初めて知ったのだが、なぜか涙が止まらなかった。遠い熊本まで遥々来てくれてありがとう、と心から言いたい。