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今年も劇場、DVD合わせて沢山の映画を見た。DVDだけでも100本は下らないから、おそらく全部で130~140本くらいは見ているだろう。もともと洋画育ちだが、近年は洋画にはほとんど興味が無くなった。従って見たのは9割がた邦画である。その中でベスト1は何だろうと考えてみた。これが断然!というのは思い浮かばないが、最近見た「ハッピーフライト」はよく出来ていたと思う。おそらくこの手の映画は日本映画が最も不得意な分野ではなかったろうか。60年代の良質なアメリカのコメディ映画を想起させた。特筆すべきは、事前の取材とシナリオ化に相当のエネルギーを要したであろうということだ。やはりそういう努力を惜しまなければいい作品ができるということだろう。でも、賞レースでは「おくりびと」なんかが選ばれるんだろうなぁ。実はまだ見ていないのだが、シナリオを読んだのでだいたいわかる。日本人に限らず、感動モノは賞に強いからなぁ。人の生死はそれだけで感動だからズルイよネ。(苦笑)。